傷があったり規格に合わない食品は廃棄されている。ところがそういう食品も、いわゆる商品にならなくても、大部分は従来の商品と変わりがない。大量のフードロスを避けるためにも。そういう観点から新しい商品が生まれる。
いまはまさしくそういう時期です。これは生鮮食品に限らず、従来ゴミとして扱われていたものが、全く新しく商品になっていく。そういうイノベーションの時代ですね。
例えば漁港に行けば大量の網が廃棄を待っているが、それをただでもらい金属などの不要部分を除き、新しくチップを作り生地を作っていく。山間部は水資源とは無関係のように見えるが、豊富な湧き水をもとに、施設さえあれば魚の養殖ができる。海岸にはプラスチックごみなどが漂着するが(もとではただ)それを拾ってきて指輪などのアクセサリーにするのです。いずれも原資はタダです。傷物でも新しい資源だと考えねばならない。
確か学生になったとき英語の授業でindian summerという語句が出てきました。直訳すれば「小春日和」ですが晩秋~冬の穏やかで温かい天候です。旧暦の10月。新暦の11月~12月初旬。春という漢字がありますが、春という季節とは無関係です。