私の座右の銘として、研修を始めたときに、教授から言われたのですが、「外科医にとってメスは最終手段だが、内科医にとって薬こそメスだ。」
ということです。
これを実践するために、自ら服用し、その手ごたえを確かめたりしました。
58歳時に倒れてから、それまでにありとあらゆる循環器用薬を使いましたから、それなりに対処できます。しかしこの10年新しい循環器用薬も出ました。
数多くのDOAC(抗凝固薬 ワーファリンから推察できます) 新しいバルサルタン(降圧剤 現役時代ARBを積極的に使っていたので想像できます) イブプラジン(HCN阻害薬 脈拍のコントロールに使うみたい 心不全にも) SGLT-2i(糖尿病薬として開発されて心臓にも良いみたい 今後の使用に期待)、
いずれも実薬として臨床の現場で患者さんに使ったことがありません。ゆえに手ごたえ、副作用はわかりません。