ほくろとはメラニン色素(黒)を産生する母斑細胞の増殖する皮膚良性腫瘍です。日常茶飯によく目にしますが、稀にですが放射線も薬物も効きにくい悪性腫瘍がありますから注意してください。
1年に1回は全身のほくろやシミをチェックしましょう。以下の項目の2つ以上に当てはまる人は皮膚科医に相談しましょう。
1 ほくろの広がりが左右非対称。
2 辺縁がギザギザしている。
3 色が濃淡である。
4 大きさが6ミリ以上。最近急に大きくなった。
悪性のメラノーマの好発部位は、日本人では手のひら 足の裏 爪床 です。その他にもできますから、日光を浴びる時は日焼け止めを忘れずに。人種に関係なく体の中心部分や手足の付け根に多い。またほくろをいじっていると、悪性に変化したという話もあります。更に生検(あまりしない)で全身に広がったり、悪性かどうかの病理判断がかなり高額で難しいと聞きます。