名古屋能楽堂 定例公演 紅葉狩 | 翡翠のブログ

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今日は、名古屋能楽堂の定例公演を観に行ってきました。

 

演目:

レクチャー解説:狂言『宗論』について 井上松次郎(狂言方和泉流)
狂言「宗論」(和泉流) シテ:鹿島 俊裕・井上松次郎
レクチャー解説:能『紅葉狩』について 山中 雅志(シテ方観世流)
能「紅葉狩」(観世流) シテ:久田三津子

 

今月は、レクチャー付きの公演。演目も、鬼女が出て、立ち回りもある、観やすい、わかりやすく面白い内容。客席は、ほぼ満員でした。

 

狂言「宗論」は、上演時間が50分と、狂言にしては長め。浄土教と法華教の僧侶が出会って、互いに自分の宗派をほめ、宗派替えを相手に迫るというかけあいが面白い演目。宗教関係のプログラムは、今、作って上演するには、わりとセンシティブな内容ですが、当時は実際、互いに優劣を競う論争は、盛んに行われたのだそう。

 

能「紅葉狩り」は、以前にも久田 勘鷗さんのシテで、本願寺名古屋別院(西別院)で上演されたものを観たことがあります。

 

旧暦9月、紅葉が美しい戸隠山で、高貴な女が宴を催しているところに平維茂(たいらのこれもち)の一行が通りかかり、女たちに誘われ宴に加わる。酒を勧められ維茂は酔いつぶれ、眠ってしまう。

夢の中で、八幡大菩薩が眷属の武内の神を遣わし、女は鬼女であると維茂に伝え起こし神剣を授ける。目覚めた維茂に、元の姿となった鬼が襲いかかりるが、維茂は神剣の力を借りて鬼を討ち倒す、という物語。

 

維茂が寝てしまうのにはドキドキするし、無事、目覚めて神剣を手にとっての二人の立ち回りは、とてもダイナミックでした。二人が、がっぷり組み合っているところは、ちょっと、昨日観たばかりのトスカで、トスカと恋人が抱き合っている場面を唐突に思い出しましたが、もちろん、それとは違って、維茂は鬼女を切り払い、刀を刺し、と恐ろしくもあっぱれな、鬼女退治の場面でした。昨日に引き続き、舞台劇として、とっても面白かったです。

 

今回も能楽堂の併設カフェ、「蓬左<hōsa>」で、開演前に軽く、ざるきしめんで腹ごしらえ。

 

昨日、単衣を着たら、やっぱり既に暑かったので、今年、初めて絽の夏物、薄物を着て行きました。夏着物は、芝に露草。帯は菖蒲と鴨。演目は紅葉狩りでしたが、さすがに、紅葉の柄はどうかと思って、こちらに。鴨大好きなので夏中、締める気満々だったのですが、先日、ネットで菖蒲は着られる季節は、5~6月とあったので、「え」と思って、慌てて使いました。鳥の絵は好きなので、気に入っています。