徳川美術館 初音の調度 | 翡翠のブログ

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昨日は、熱田神宮の他にも行きたいところを何件か回りました。ちょっと膝が不調なので文字通り必死にという状態でしたが。

 

行きたかったもう一つが、徳川美術館

 

国宝「初音の調度」の特別公開が2/2(日)までだったので慌てて。本当は特別展「奏でる」の琵琶などの楽器が展示されたものも観たかったのですが、うっかりそちらは1/31(金)までで見損ねてしまいました。次の特別展は雛祭りで2/8(土)からと、ちょうど特別展示の合間の通常展示だけになってしまい残念でしたけれど。土曜日は高校生以下無料だそうで、次男坊は無料で拝見できました、ありがたい。

 

「初音の調度」は、3代将軍徳川家光の第一子、千代姫が3歳(かぞえ)で尾張徳川家2代光友に嫁いだ時の婚礼調度です。『源氏物語』の「初音」や「胡蝶」の帖を題材にした豪華絢爛な調度で、「初音蒔絵調度」47件、「胡蝶蒔絵調度」10件、その他染織品・工芸品を併せた総計70件が現存し、一括で国宝に指定されています。京博の国宝展にも出展されていたと思います。

 

徳川美術館では、展示替えをしつつ順に展示されるため、何度か訪れるたびに色々楽しみに拝見していました。細工が凝っていて、とても美しく、いつも観るのが楽しみなのです。最近、読書会で源氏物語を読んだこともあって、徳川美術館に友人らと訪れて、源氏物語絵巻を観たり、この調度を観たりしました。

「初音」というのは、元日が子(ね)の日に重なったおめでたい日に、明石の君が娘の明石の姫君に贈った和歌「年月をまつにひかれてふる人に今日鶯(うぐいす)の初音きかせよ」の歌意を表したものなのだそうです。今回、令和初めての子年を記念して、「初音の調度」の数々がいつもより一時に多く公開されたようでした。

 

【展示一覧】

■国宝 初音蒔絵調度より■
貝桶
鏡台
寄り掛り
文台・硯箱
薫物壺・台
沈箱
小角赤手箱

■国宝 胡蝶蒔絵調度より■

掛硯箱
将棋盤
枕香炉

■国宝 初音の調度よりその他の作品■
宇治香箱

■霊仙院千代姫ゆかりの調度■
重要文化財 純金葵紋山水図香盆飾り
(金銀調度類三十四種の内)
重要文化財 純金花鳥図香盆飾り
(金銀調度類三十四種の内)
真珠貝玉箱

 

展示された道具は、どれも、本当に美しく、細工が細かく凝っていて、見惚れる逸品でした。良くみると和歌の文字が判じ物の様に隠されているのも面白い。

 

私が好きなのは、源氏物語の巻名を表した絵の描かれてた小さな小箱です。レプリカがあったら欲しいほど可愛らしいのです。

また、初音の調度ではないのですが、合わせて展示されていた真珠貝玉箱というものが素敵でした。金や銀の透かし彫のうえに、金の鳥や蜂、リスなどと、141粒の天然真珠が飾られているのだそうで、ぐるりと見て回って、ここにリス!等見つけるのも楽しかったです。

 

折角なので、通常展示も観ました。NHK大河ドラマで「麒麟がくる」が始まったところですが、 明智光秀が奪った織田信長の愛刀、国宝 津田遠江長光(つだとおとうみながみつ)も展示されています。入口の刀ラリーのスタンプも津田遠江長光の刀影でした。

 

喫茶室では、創作和菓子「後藤藤四郎」をいただいて休憩しました。銀箔が散っていてきれい。後藤藤四郎は徳川美術館所蔵の刀の名前で、千代姫の婚礼の婿引き出物として徳川光義に贈られたものだそう。つまり、初音の調度の展示に合わせたお菓子で、こちらも2/2まででした。菓子切りが刀の形なのも面白いです。

 

隣接の徳川園。

 

冬なのでやめようかな?どうしよう?と思いつつ、外をぐるっと歩くよりはと思って入ったのですが、冬場も、椿等の花が咲き、鳥の声も聴こえました。

 

次回の特別展「尾張徳川家の雛まつり」は、とてもにぎわう展示です。こちらもまた、可愛らしい美しい調度も多く観られるので、また遊びに行きたいと思います。