数日前から
もしもの時は、花を買いに行くのではなく
ベランダに咲いている花で飾ろうと思っていました。
ちょうど亡くなった私の母が大好きな紫色のお花ばかりでした。
きっと猫のおかあさんも紫色が好きよね。
数年前のまだ元気だった故ちびちゃん(手前)と猫のおかあさん
実母のベッドの上で(きっと真冬ね)
私が一番近寄って写真を撮れた時でした
お母さんは享年15~16歳です
私の母が当時、近所で野良猫のエサやりをしていて
まだ若そうな猫で、とても懐く子がいたので連れて帰ってきたのでした。
連れて帰ってわかったのは、その子はお腹が大きかったこと
まだ若い猫に見えますが、妊娠していました。
当時父が猫を飼うのを嫌がったので
母は2階でこっそり飼いました
もう父が2階へは上がれなくなっていたので。
おかあさん猫は子猫を5匹うみ
1匹は里親サイトで飼い主が見つかり
1匹は叔母が引き取り
のこり小次郎さんとおにいさんとちびちゃんがお母さん猫とずっと暮らしました。
私の母はいい加減な人で
2階の窓はあけていましたが
夏も冬もエアコンなどつけず(雨でも冬でも窓はあけたまま)
猫用の布団なども何も用意せず、
おそらくたびたびトイレの世話や、ごはんをあげるのも忘れがちになりながらも
4匹で7年ほど2階で暮らしました。
(避妊去勢手術は私に強く言われてみんな受けています)
その後、認知症になった実母と一緒に我が家に引き取られたのです。
(ライト君も)
そこで初めて、4匹の猫たちは冷暖房を知り
パウチの餌をもらったり、おやつを食べたり
爪を切ったり、ブラシをしたりと普通の家ネコと同じお世話をされました。
ただ、人間を私の母以外に知らなかったので
私には全く懐きませんでした
ずっと私がお世話をしていたのに
いつも遠巻きに見ていました。
母に猫を捕まえてもらって爪切りをしていました(よけい嫌われた)
前にも書きましたが
猫のお母さんは最期は私のことを私の母だと間違っていたのかもしれません
でも、身を預けてくれてよかったです。
私の母は猫のおかあさんの事を「この子はずうずうしいというか図太いのよ」とよく言ってました。
食べる事が大好きな子でした。好き嫌いなくどんなフードもよく食べました。
ずうずうしくて図太いから
妊娠した身を母に預けたのでしょうね。
綺麗な白とサバ柄のおかあさん
さいごまでずうずうしく力強くよくがんばりました。
今生はお疲れさまでした
お空の花畑で好きなだけゆっくりしてね。
またあいましょう。