おはようございます晴れ

 

 

すいません「ギャンブル依存症」というタイトルですが

私は素人ですから、探し物でたどり着いた方、学術的なことは何も得るものがないと思います。

 

私の元夫がギャンブル依存症でした。

 

私と結婚したのは彼が24歳私が21歳の時

その頃から賭け事は好きだし、パチンコも好きだったけど

異常だとは思わなかった

 

結婚して6年後に長男が産まれた頃もまだ大丈夫だったけど

其の4年後に次男が産まれた頃からひどくなっていった

 

良く聞く「嫁に相手にされなくなって寂しかった」のかもしれないし

私が専業主婦で夫の給料に頼っていたので、きゅうきゅうの生活でお小遣いが少なかったことも理由のひとつかも

 

何事にも原因がある

だから私は自分を責める事が多かったし、今思い返しても、先に自分が悪かったのかもと思ってしまう。

そういう気持ちがあるので、彼のお休みの土日のうち

「土曜は半日自由にさせてほしい、日雇いのバイトとかあったらやろうと思ってる」という元夫の意見ものんでいた。

でもまさか土曜の半日を競馬場やパチンコ店にいるとは思わなかった、馬鹿な私・・・

 

実際に離婚直前の頃、元夫の親友に電話をかけて諫めて欲しいと頼んだら

「嫁がきついからそうなるんじゃないの?」って言われた、このことは忘れられない。

 

 

あの大谷選手の通訳の人の報道を聞くたびに

ものすごく脱力してしまう

 

ギャンブル依存症の人はどうしようもなく嘘つきになる

その頭脳をほかに使ってほしかったと思うぐらいに小細工ができるようになる

 

通訳の人の最初に明らかになった(本人が告白した)金額は

全く嘘でなん十倍もギャンブルにつぎ込んでいた

 

もちろん桁が違うけど

家の夫も最後には仰天するほどの金額を借金していた。

 

私の父が購入額の半分を頭金として出してくれていた戸建ての住宅も完全に抵当に入っていた。

会社からも借りていて、退職金も無くなっていた

 

会社が有名だったので、限度額も(バブル期だったので)大きく借りられていた

 

だからただのサラリーマンなのに、ありえない金額になっていた。

ここには書ききれないほどの嘘やごまかしや小細工

ほころびが出た時は謝るけど、見つかっていたのはいつも氷山の一角

それなのに私は借金を返すために必死でやりくりしたり働いていた

最後は夫の給料はすべて返済に使われて、私の内職とパートのお金で暮らしていた。

 

離婚を考える前

たまに元夫が「パチンコに勝ったよ~」と私と子供たちを近所の焼肉屋さんに連れて行ってくれた

私はそんなささやかな幸せな家庭生活だと思っていたのに(馬鹿です)

そのころ夫はどう逆立ちしても返せない額の謝金をしていたんです。

 

あの通訳の人と(桁は違うけど)元夫がかぶってかぶって

ほんとうにドヨンとしてしまう。

 

でも、警察に捕まってよかったね

依存症施設がたくさんあるアメリカでよかったね

依存症はなかなか直せないけど

まだ若いし、なんとか直してほしい

 

元夫の頃は「ギャンブル依存症」という言葉が出始めた頃で

まったく世間に認知されていなかったし

いろいろ調べて元夫に話しても「自分は違う」と取り合ってもらえなかった。

 

メンタル的な病気って

ほんとうにわかり辛いし

家族も理解に苦しむし

家族も共依存状態になってしまう

 

私も共依存にどっぷりとつかってしまっていた。

 

今も「誰かに尽くさなければ、自分の存在価値が見つけられない」という私自身の気質は変わらないと思う

再婚相手が同い年で「同級生」的で偉そうにしない人なので本当に助かっている

私の場合は元夫が急死に近い病死をしてしまって

本当に縁が切れてしまい

それも私自身の心のケアになったけれど

息子たちとも話すけど

あのまま、今も元夫が生きていて

ずっと迷惑を掛けられ続けていたらと思うとやりきれなくなる

 

息子たちの人生にも影響しただろうし

元夫から逃げて家族がバラバラになっていたことだろうと思う

 

あの通訳の人

人生はまだまだ続く

もしかしたら離婚になるかもしれないし

家族も離れてしまうかも

孤独は依存症に一番悪い

 

もちろんあの人が今ピックアップされているだけで

世界中にいるギャンブル依存症の人の心が

癒されて穏やかになりますように。