おはようございます傘

 

朝、お白湯を飲んでいたら

気が付いたら、六花ネコが頭突っ込んで飲んでましたw↓

陶器のメジロさんは先日行った城南宮で買った箸置きです。

 

 

2021年の受賞作文ですが

ネットで子供の作文を見つけましたのでご紹介させてくださいね。(私は子供の作品が大好きなんです)

 

佐藤 亘紀(さとう・こうき)くん

茨城県古河市立古河第二小学校一年

 

第12回 日本語大賞 文部科学大臣賞 受賞作品

おとうさんにもらったやさしいうそ
 

ぼくのこころにひびい たことばは、
「おとうさんはちょっととおいところでしごとをすることになったから、おかあさんとげんきにすごしてね。」です。

そのときぼくは二さいでした。

とても小さかったのでちょくせついわれたのはおぼえていませんが、いってくれたときのどうががおかあさんのスマホにいまでものこっているので、すきなときにきくことができます。

 

 このふつうにおもえることばがぼくのこころにひびいたりゆうは、じつはこれがおとうさんがついたうそだったからです。

このことばの一しゅうかんごに、おとうさんははっけつびょうでしんでしまいました。

そして、このことばをおとうさんがのこしたのはびょうきがわかってにゅういんした日でした。

おとうさんは、あえないあいだにぼくがかなしまないように、わざとうそをつきました。

うそはふつうよくないけど、これは、おとうさんがぼくのためについてくれたやさしいうそだとおもいます。

このことばをどうができくと、おとうさんにあってみたくてすこしかなしいきもちになります。

でもかなしいだけじゃなくて、かなしませないようにうそをついてくれたおとうさんのやさしさをおもって「がんばろう!」とおもえます。

おとうさんがしんでしまったことはしっているけど、おとうさんのうそがほんとうになって、いつかよるおそくにドアのまえで「ドアをあけて。かえってきたよ。」といっているおとうさんにあいたいです。

こうおもえるのも、おとうさんのやさしいうそのおかげです。

 ぼくからおとうさんにつたえたいことがあります。「おとうさん、うそがばれてるよ! だってまわりにびょういんのどうぐがいっぱいあるし、おとうさんがよこになっているし、めからなみだがちょっとだけでているし、こえがさびしそうだから。」でもぼくは、だまされているふりをしつづけようとおもいます。

 おとうさんがやさしいうそをついてくれたおかげで、ぼくのこころはつよくなれています。これからもおとうさんのことばをまもっておかあさんとげんきにすごしたいです。おとうさん、やさしいうそをありがとう。

 

 

うちも息子が高1、次男が小6の時にお父さんが死んでしまったけど

もう離婚して6年たってたし(息子らは会ってたけど)

わかった余命が短かったから、最後の最後だけ、お世話をする人がいなかったのでお世話したけど

私も息子らも、死に目には会えませんでした。

 

携帯もまだ電話と小さな写真を撮るぐらいしかできなかったので

息子らのお父さんの動画はありません。

 

私は元夫から余命を聞いていたけど

子供らに伝えたのかしら・・・もう覚えていません

 

離婚後もお金のことでずっと迷惑をかけられ続けて

それに抵抗して息子たちを育てることで精一杯だったから、

お世話と言っても病院に足らないものを持っていったり

食べたいものを運んだだけで

私は話さず、すぐ部屋を出て、息子たちと話をさせた

どんな話をしたのかも聞かなかった

 

私から元夫に掛けた言葉はいつも

「まだ死ねんで、この子らのために生きなあかんで」それだけ

 

私自身、余命を聞いていてもまだ40過ぎの夫が死ぬなんて実感がなかったから

できるだけわざと冷たくした

 

元夫も最後は奮起して

自分で夜行バスに乗って丸山ワクチンを親友にお金を借りて買いにいったけど

大阪に戻ってきてすぐ亡くなっちゃった。

 

元夫も無念だっただろう

東京に行くとき「長男に付き添ってもらうか?」と聞いたけど

「学校もあるし、大丈夫」と言っていた

自分でも死ぬなんて思わなかったんだろうな

丸山ワクチンを打ったら、少しは生きられるときっと思っていただろう。

 

こうして無念で死んだ人のことを考えると(災害死でも)

とても考え込んでしまう

 

ほんとうに体が消えたらすべてなくなってしまうのかな?

科学的にはそうなんだろうけど

どうしても想いは残り、空から見守ってくれているとしか、思えない。