おはようございます晴れ

 

亡くなった母の回顧録を綴っています。

長くなって申し訳ありませんが、記録しておきたいので

ご容赦くださいね。

 

 

真夜中に、母の入院している病院から電話で呼びだされて

その電話から約1時間後に私と夫は病院につきました。

 

若い看護師さんは何も話そうとせずに

私たちを2階の母の病室に案内してくださいました。

 

そこで目に飛び込んできたのは

母が看護師さんから心臓マッサージを受けている姿でした。

あの、医療系ドラマでは救命救急の部屋でよく見る光景です。

 

急変だと聞かされていたので、万が一も考えなかったわけでもなかったのですが

その光景と

 

何より私がショックを受けたのは

 

母の顔、体の色でした。

 

夜だったからか

 

母の顔、体の色が、黄緑色に見えました。

 

『生きていない!!!!!!!!!!!』一瞬でそう思いました。

 

その瞬間目から涙がほとばしるように出ました。

 

体も震えて、立っているのが難しくなりました。

 

「なんでーーー???????」

 

それだけ言って

 

私は夫にもたれかかりました。

 

夜勤のお医者様から

 

「発見された時はもう心配停止状態でした

もう2時間マッサージを続けていますが

手を離すと、こうなります」

 

看護師さんが手を離すと

心拍血圧計の数値は線になりました。

 

「もう、マッサージをやめてよろしいですか?」と言われて

 

「はい」と答えるしかありませんでした

母の顔いろが、こんな色ではなかったら

私はもっと治療をお願いしたと思います。

 

もちろん病院側はいろんなことを試されたようですが

心臓は戻ってこなかったそうです。

 

もうどうしようもないんだということが

母の顔の色でわかってしまいました。

 

心臓マッサージをしてくださっていた看護師さんは

母が入院した時、言葉を交わした看護師さんでした。

 

※ ※ ※ ※ ※

 

入院した日(月曜日)

私は看護師さんに「母の意識はしっかりしてますか?」と伺うと

「はい、しっかりされてますよ、私に『不在者投票に行かなあかんと思うねん』とおっしゃったんですよ

私が、「行かなくても大丈夫ですよ~」と言ったら、「そうやね、誰にいれたらいいかわからんしね」っておっしゃいました」

と目を細められて、看護師さんが微笑んでいることがわかりました。

私も「へぇ~TVのニュースがしっかりわかっているんですね~♪」と喜んで言いました。

 

※ ※ ※ ※ ※ 

 

その看護師さんがマッサージをしてくださっていたので

私は震えながら「月曜日に、普通に話していたのに・・・」というと

その看護師さんは、マッサージをやめて、うなずいて下さいました。

 

本当に何がおこったの?

 

そう思った時に私の背後から、事務の男性が駆け寄ってきて

私たち夫婦に向けて

 

「これは、事故ですから、警察呼びますね!!!!!」といったのです。

 

事故????どういうこと???

 

頭がぐるぐるしている最中

さらに追い打ちをかける言葉でした。

 

続きます。