こんばんは星空

 

去年の4月にシリーズ1を書いて放置というか、忘れてました

 

暗い古典シリーズ

 

ほかの方のブログで椿の花を見てから、ふと思い出しました。

 

シリーズ2の今回は

アレクサンドル・デュマ・フィス(小デュマ)が1848年に実際の体験を基にして書いた長編小説

『椿姫』です。

椿姫のモデルとなったマリー・デュプレシ

 

1848年のフランスはナポレオンが大統領になる頃です。

 

先にあらすじをざっと書くと(wikiより抜粋しました)

19世紀中ごろのパリ。

 

お話の冒頭は、主人公のマルグリットが亡くなった後の家具調度品が競売にかけられるシーンから始まります。

そしてたまたま一冊の本を競り落としたのが作者で、その本を取り戻しに来たのがアルマン。
そして作者はアルマンから二人のすべての経緯を聞いた人という設定になっています。

 

~夜の世界(裏社交界)に生き、月の25日間は白い椿を身に付け、残り5日の生理期間には赤い椿を身に付けたために人々から『椿姫』と呼ばれた高級娼婦マルグリット・ゴーティエは贅沢三昧の生活に心身共に疲れ果てていた。

 

 

そこに現れたのが友人に紹介された青年、アルマン・デュヴァルだった。

青年の正直な感情に最初は戸惑いを覚えていたマルグリットだったが、今まで感じ取ったこともない誠実な愛に気づき、二人は相思相愛の仲となった。

 

マルグリットは享楽に溺れる生活を捨て、パリ近郊にあるアルマンの別荘で幸福の時を過ごすが、それは長くは続かなかった。

息子のよからぬ噂を聞いて駆けつけたアルマンの父親がマルグリットに息子と別れるように告げた。それを聞いて彼女は驚いたが、それでも真実の愛に満たされた彼女はアルマンの将来を守るために、身を引く決心をした。

 

パリに戻ったマルグリットは、心ならずも新しいパトロンを作り、高級娼婦稼業に戻った。 事情を知らないアルマンは裏切られたと思い込み、彼女を苛んだ挙句、傷心のまま外国へ旅立った。

 

 心身共に傷ついたマルグリットの病状は次第に悪化したが、いつかアルマンと別れた本当の理由を知る事を願って、事の顛末を手記に書き記し、自分の死後アルマンに渡す様、友人に託した。

アルマンはマルグリットの危篤を知り、急いでパリへ向かったが彼女は既に亡くなり埋葬も競売も終わっていた。しかし、マルグリットの手記では、世間からは忘れられた存在となっていたが、最期までアルマンへの愛を唯一の希望にしていた事が書かれていた。~

 

 

 

かなりはしょったあらすじになっています。

 

物語の前半はマルグリットの派手な生活ぶり(一家が食べていけるほどのお金をいっきに花代に使っていた女)ながらも

人から娼婦として蔑まれ、少なくとも二人の最初の出会いでは、マルグリットはアルマンに対してその種の女たちがよくやるようなからかい方をしていたり、アルマンの方だって最初はその手の女として見ていて、どうにかしてあの女を手に入れてやる!、というように明らかに下に見た言い方をしています。

 

そして物語は一瞬幸せな時代となりますが

すぐに滑り台をすべるように不幸へと転がっていきます。

 

世間知らずのお坊ちゃまは世間に翻弄され、批判されることに疲れ

彼女を守ることがだんだんできなくなっていき

さらに父親から兵糧攻めにあい、二人の間も幸せから離れていくのでした。

 

最後の最後までアルマンを一途に思うマルグリット、その心を知らずに再びパリで出会うマルグリットをいじめ痛めつけるアルマン。

 

物語はこのまま悲しく終わっていくのです。

アルマンの後悔だけが残る物語です。

 

 

私が初めてこの小説を読んだのは中学生でした

冒頭の白い椿、赤い椿のところが

ものすごくいやらしくリアルに感じて、背徳感を感じながら

最後まで読み進んだことを覚えています。

 

そして椿姫(マルグリット)のモデルのマリー・デュプレシは絶世の美女だったそうで

その椿姫を想像しながら、ドレスや髪形やアクセサリーやお花や調度品などを想像しながら、うっとりと読んだものです。

 

オペラの椿姫はみたことがないのですが、あらすじはだいたいおなじで

小説では後半のマルグリットの一途さにフォーカスされた作品だそうです。

 

ベルばら世代の方ならきっと浸れる小説だと思います。