こんばんわー星空

 

前置きとして、私の韓ドラ歴はすごく浅いのです。

次男が高校生の時にK-POPにはまって

韓国のTV(KBS)が映るのがリビングのTVだけだったので

私も必然的に韓国の番組(主にKBS)を見るようになってからです。

 

「冬のソナタ」なんて流行りより10年遅いと周りに言われながら見ましたてへぺろ

 

もうオバハンなので若い子の恋愛ドラマは見る気がしないし

アクションばかりの番組も見ないので見たことのあるドラマも数が少ないのですが

それでも韓ドラは面白いなと思います。

 

でもあまりにドロドロの復讐劇もみないのですが

韓国のドラマにはドロドロの復讐劇ドラマがいつも放映されています。

『韓国の人って復讐劇ドラマすきやなー』ぐらいに思っていたら。

 

不朽の名曲2-伝説を歌う という歌番組で司会者の方が

『韓国には恨(ハン)という思考概念があります。』と言っていました。
この番組は過去ヒット曲を多数出した歌手(レジェンド)を毎週一人選び
現在の韓国の歌謡界やミュージカル界の歌い手数人がそのレジェンドの曲の中で好きに選んでアレンジして披露する。そしてその出来栄えを競い合うというものです。
私はレジェンドの人を全くといっていいほど知らないし、現在の歌い手の人さえあまり知らないのですが、皆さんの歌唱力が素晴らしいので、ついつい見入ってしまう番組です。
アイドルも毎回1人ぐらいは出ています。
で、レジェンドの古い曲は「演歌」であることが多いのです。
その演歌の歌詞に多いのが「恨(ハン)」です。
 
「恨みが国の思想だなんて、すごい国やな」と思いました。
漢字の意味からハン=恨みだと思っていました。
ですが韓国人の恨の思想というのは単純に誰かを恨むだけではなく
ウィキペディアによると 以下抜粋

朝鮮民族にとっての「恨」は、単なる恨みや辛みだけでなく、無念さや悲哀や無常観、(虐げる側である優越者に対する)あこがれや妬み、悲惨な境遇からの解放願望など、様々な感情をあらわすものであり、この文化は「恨の文化」とも呼ばれる。

恨の文化は、代々の王権や両班による苛斂誅求を極めた階級的支配に対する民衆の抵抗意識と、漢代の昔より幾度となく朝鮮半島を襲った中国からの異民族(漢族・モンゴル族・女真族ほか)による侵略・征服で、永続的な服従を余儀なくされた国辱を引きずり、日本(大日本帝国)による併合が「長い抑圧と屈辱の歴史」であったという事実を省みない一方的な主張の元で行われる反日教育や、内外の圧倒的な力に依存性せざるを得なかった朝鮮半島独特の文化である。

また恨の形成の裏には、儒教の教えや習慣が、本来の形を越えた形でエスカレートさせていったことが背景にあったと言われ、それは上位者の下位者に対する苛烈な扱いを正当化する解釈や、下位の者は過酷な立場を受容しなければならないとする解釈になった。

とあります。
韓国の時代劇を見るとこの辺りの感情はなるほどなと思います。
 
今2017年のドラマですが「逆賊・民の英雄ホン・ギルドン」を見ているのですが
王朝のいざこざものに飽きていたので、奴婢と呼ばれる下級の民が活躍するこのドラマはとても面白いです。
下級の民はいつもいつもさげすまれてひどい目にあっています。
その鬱積を晴らしてくれるギルドンに胸がスカッとします。
日本でも石川五右衛門がいますがこういった人をヒーロー視する気持ちは日本人より韓国人の方が強いということでしょうね。
 
以上、私は学者ではなく韓国を勉強したものでもないただのオバハンですので
難しい反論やご意見は受け付けられませんのでよろしくお願いします。
ただ、韓国人の「恨(ハン)」の思想を知っていたほうがドラマや映画や歌の歌詞を理解しやすいのではないかと思い、記事にしました。