モザイク。 2 | 背徳的✳︎感情論。

その2

翔ちゃんの迷走。












「翔やんて、ホントに相葉さんのことが好きなんだね」


収録直後にニノにそんなことを言われて、俺は激しく動揺した。


確かに番組内で『付き合いたいのは相葉くん』って言ったけど、

それは番組の企画であって、別に本気で付き合いたいとかそんなんじゃ・・・


だってオトコ同士だし!


メンバーと付き合いたいとか、そんなの、思ったこと、ねぇし・・・


そりゃ確かに雅紀のことは好きだよ。


彼は優しくてロマンチストで・・・いつも笑顔が爽やかで、一緒にいるとこっちまで楽しくなる。


だけど

だけど

コレは決して恋愛感情なんかではない。


断じて違う。








なのに・・・



「相葉くん!」


先に仕事を終え、足早に歩く彼に声をかけてしまった。



俺とニノと智くんはまだ別の番組の予告のV撮りが残ってる。


でもさっき、ニノに肩を抱かれて顔を赤く染めた雅紀の顔が頭から離れなくて・・・




「翔ちゃん? どうしたの?」

まだ仕事でしょ? って顔を少し傾けて微笑む。

「いや、あの・・・」

声はかけたけど、なにを話していいか、考えがまとまらない。

「翔ちゃん?」

不思議そうに雅紀が俺を覗き込む。


「・・・あのさ、さっき、ニノと・・・何話してたの?」

意を決して、ストレートに訊いてみた。


「さっき?・・・ああ、ニノが今日俺んちに来るって」

「それだけ?」

「それだけって・・・ うちで飯食うって。それで・・・」

言いかけて雅紀が口を噤んだ。

その頬がうっすら赤くなる。


なになになに

その反応

なんで赤くなるんだよ・・・!


「それで・・・なに?」

思わずキツイ口調で問いただすと、雅紀がびくっと身を引いて、

「いや、別に・・・なんでもないよ」

ごまかすように笑って俺を見た。

「なんでもないってことないだろ? 顔、赤くなってんじゃん」

「赤くなんて・・・」

「なってるよ。・・・なぁ、いつもニノと何してんの?」

「なにって普通だよ。飯食ってゲームして・・・そんくらい。なんでそんなコト訊くの?」

逆に問い返されて、俺は言葉に詰まった。



なんでって・・・

気になるから・・・だけど

なんで気になるのかって訊かれたら

なんて答えていいか分かんない・・・



「相葉くん・・・もしかしてニノと・・・」


胸に詰まってる感情が口をついて出そうになって、俺は慌ててそれを飲み込んだ。


「ん? ニノと・・・なに?」

真っ直ぐに見つめ返されて、俺はますます言葉を失う。

「いや・・・ただ・・・」

「ただ、なに? もー はっきり言ってよ? 気になるじゃん」

うひひ って笑いながら、雅紀が俺を小突いた。


「ニノの話・・・ちょっと・・・気になって」

目を伏せて呟くようにそう言うと、

「あ・・・それは・・・」

雅紀が言いにくそうに口ごもる。

「なに?」

「う・・・そんなに気なるなら、翔ちゃんも来れば?」

「え?」

「今日、おいでよ」

「いや、今日はちょっと。俺、まだ仕事が残ってるし」

「ん~ じゃあ今度、翔ちゃんにも・・・」


「相葉さん!」

雅紀の話を遮って、マネージャが彼を呼んだ。

「車、局の入り口に横づけしてるんで、早くお願いします!」

「はーい! すぐ行くから!」

雅紀は大声で返事して、

「じゃあ翔ちゃん! またね!」

俺に軽く手を振って走って行ってしまった。



今度、翔ちゃんにも・・・なんだ?


その言葉の続きは・・・






俺は肩を落として、とぼとぼ楽屋に戻った。






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「あ、翔ちゃん、どこ行ってたの?」


ソファーに座ってる智くんが、膝に乗せた雑誌から顔を上げてそう言った。

その隣には、ぴったりと寄り添うようにニノが座ってる。


「ん・・・ちょっと」


なんとなく嫌な気持ちになって、俺は二人から目を逸らせた。


「翔ちゃん? どうかした?」

智くんがそう訊いてくれるけど、彼の隣にいるニノが俺のことを笑ってるように思えて、

「別に・・・ちょっとね」

ぶっきらぼうに応えて、二人の前のひとりがけのソファーにどかっと腰を下ろした。


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「疲れてんね、翔さん」

ニノが俺を窺うように見ながらそう言って、ちょっと笑った。


なんか・・・

癪に障る・・・


どう見たってニノは智くんが好きじゃん
昔からずっとそう


だってこの、度を超したスキンシップ・・・
ニノがこんなことするの、智くんだけじゃん

なのに、なんで雅紀・・・


もしかして、雅紀を・・・

まさか・・・



頭の中がおかしくなってくる。


応えるのが嫌で黙ってたら、ニノは俺なんかには端から興味ないって感じで、

「でさ、リーダー・・・」

智くんの肩に腕を回して、さっき雅紀にそうしたように、その耳元で何か囁いてる。

その言葉に、智くんが吹き出して照れたように笑った。



そんなとこまで さっきと一緒じゃん・・・



俺は嫌気がさして、黙ったまま楽屋を抜け出した。






































つづく!




















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| 壁 |д・) ご


ご無沙汰しています


月魚でっす ヽ(゜▽、゜)ノ






えっと、この『モザイク。』は翔ちゃんのBDにって書いてるんですけど・・・

今日の深夜の記事に


誕生日おめでとうって書くの忘れた(爆)

(((( ;°Д°))))


どんだけトンチンカンなんでしょうか(笑)


なので急遽、2話目をアップです~(σ・∀・)σどーん←そんなたいそーなことでもないですが(;´Д`)

(だって今日中に言わないと(笑))



えっと


改めまして


櫻井君

お誕生日おめでとうございますo(^▽^)o


愛すべき、嵐のお母さん♡


大好きです(〃∇〃)


この一年が素晴らしい年になるように

微力ながら祈っておりますm(_ _ )m




翔くんのお母さま


いつも産んでくれてどうもありがとうキラキラ









で、わたくしゴトー






ちょっと潜伏してましたのでσ(^_^;)


今書いてるコレ、


自信がないです!!(爆)


いや自信があるやつもないですけどね・・・(笑)



面白いんだか分かんねーよぅ・°・(ノД`)・°・



なので


とりあえず


リハビリに付き合ってると思って


広い心で


頑張って読んで貰えると嬉しいです(●´ω`●)ゞてへ♡






次回は0時(予定)でっす


よろしくね(笑)







では皆様


良い週末をお過ごしください。。。











以上



月魚でした!!