無愛想君はハル君と言う。

ハル君は車が好きで、

ドライブに連れ出してくれた。

普段車に乗ることが少ないので、

良い気分転換になった。

そして仕事帰りの私を車で迎えにきてくれたりもした。

まだ体が慣れていなかったので、

すごく助かった。



何度か会った後、

ハル君は、

結婚を前提に付き合って欲しいと言ってきた。

ハル君は、

カホちゃん大好き

と顔に書いてあったので、

この流れは分かっていたけど、

結婚となると私はビビってしまう。

コウちゃんの時のように、

妾の子を理由にされるのはもうごめんだ。

だからハル君に生い立ちから全てをダイジェストに話した。

そしてそれが理由で、

結婚がダメになったことも。

ハル君に、

結婚を賛成してもらえないかもしれないし、

相性で結婚まで辿り着かないかもしれないけど、

別れることになっても、

生い立ちのせいにするのだけはやめてほしい。

それを約束してくれるなら、

ハル君と付き合う。

と言った。


ハル君は、何か言いかけたが、

うん、約束できる。と言った。

そして私はハル君と交際を始めた。

ハル君31歳、私30歳でした。