ハル君は、とてもわかりやすい人。

喜怒哀楽がすぐ分かる。

でも、女心はあまりわからないし、

ロマンチックの演出とかできないし、

話術なんか全然なくて、

話し方下手だし、話も面白くないし、 

ユーモアも通じない。

自分が興味無い話だと、そっぽ向いちゃう。

外見はいいのに、

オシャレセンスが全くなくてダサいし、

正直恋愛するには向かないタイプ。

頑固なオタクっぽい感じがするような人。

多分、若い頃の私は、

全くハル君に興味なかったはず。

だけどコウちゃんの裏切りを経験した私は、

ハル君の素朴な人柄や、

拙いけど彼なりの愛情表現がよく伝わるので、

多分、彼は全部を見せてくれてるなという安心感があり、

不器用ながらも大事にしてくれようとするところが、

ほんわり温かい気持ちにさせてくれたのです。

私の周りにはこれほど素直で飾らなくて、無邪気な人はいなかった。

それも私が感じた魅力の一つかもしれない。




ハル君は、

友達と遊ぶ時は必ず私を一緒に連れて行こうとした。

家族の行事の時も、

私の予定を確認して日にちを決め、

私も参加させていた。

アウトドアが好きで、

キャンプやスキーなどもよく連れていってくれた。

そういうことも、

私は今まで経験したことがなかったので、

ハル君と付き合っていくと、

今までの交際とは中身が違うなぁと思えるようになってきた。

多分、大事にされているとはこういう事なんだと気づいた。





そして付き合って1年、

ハル君は、そろそろ結婚したいと言い出した。

私は、ご両親が了承するのだろうか、 

そればかり気にしていた。