先週の土曜日の夕方に怪我をした。かなり酷い裂傷だった。2日後に仕事が入っていたので困ったことになったなと思ったが、私は自分のヒーリング能力には結構自信がある。1年以上接骨院に通っても完治しなかった膝の故障も、毎日の自己ヒーリングで完治間近まで来ている。だから、気合で明日一日で治してやろうと思った。

 その夜は一晩中、怪我をした右手にヒーリング・エネルギーが当たるよう、左手のひらを当てて眠ったのだが、痛みが酷くて熟睡できなかった。夢見も悪く、うとうとしても痛みですぐ目が覚めてしまう。休みの日でも遅くまで寝ている事がない私が、その日は11時まで床に入っていた。起きると包帯にはかなりの血が滲んでいた。


 とりあえず包帯が巻かれている右手にポリ袋をかぶせてシャワーを浴びた。左手だけでシャンプーもしたが、髪の毛をタオルで包むのにとても苦労した。

 シャワーの後、左手だけで顔のスキンケアをし、着替えを済ませ、そして、いよいよその時がやって来た。包帯を取って傷口の手当てをしなくてならない。

 どきどきしながら包帯を取ると私は絶望した。親指の傷は深いもののたいした事はない。問題は人差し指の方である。表側も裏側も酷い裂傷だ。特に表側の方は柘榴のようにぱっくり開き、手の甲の方まで腫れあがっていた。

 思っていた以上に酷い状態だ。こんな状態じゃとても仕事なんて無理だ。荷物どころか、痛くてペンさえも握れない状態である。

 

 私は怪我をしてもよほどの事がない限り病院には行かない。傷の手当てが得意なのだ。なによりお金がもったいない。しかし、今回のこの怪我は病院に行かなくてはまずい類のものだった。縫わなくてはならないだろう。

 私はめったに泣かない。めったに泣かない私だが、この日は絶望のあまり声をあげて泣いてしまった。

 せっかく仕事を入れてもらえたのに、現場でも気に入って頂けたのに、こんな手では仕事なんか出来ない。派遣会社に電話して事情を話し、泣く泣くキャンセルさせてもらった。

 

 スピリチュアルの仕事をしていると、実に色々な事が起こる。今世でクリアしなければならない課題として、または学びの為に、様々な事が起こるのだ。いい事も、悪い事も、すべての事には必ず意味がある。

 しかし、今回の事故に関してはまったくもって意味がわからなかった。

 どうしてこんな事が起こるのだろう。一生懸命働こうとしているのに、与えられた仕事は有難く感謝しながら、しかもちゃんと楽しみながらお役目を果たしているのに、どうして私をこんな目に遭わせるのだろう。


 あまりにも内容が深刻すぎて誰にも話せなかった。日曜日も祝日だった月曜日も、絶望の中で独り佇んでいた。ただ唯一SOSを言えたのが、私のチャネリングの師匠だった。

 そして、ついに、今回私に降りかかったこの災難の意味が解明されたのだ。

(その3に続く)