Angel Beats!考察 その3 ~三話終了時点~ | リュウセイグン

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なんか色々趣味について書いています。

長文多し。

という訳で三話まで視聴終了。

ケータイからの記述なのでフォント演出はありません。

その2までに書いた部分がほぼそのまま扱われていた事に吹いてみたり、修正も考慮してみたり。

一番重要な点は生徒会長が天使でない可能性が出て来た……というか最初から彼女自身はそう言ってたんですが、取り敢えずゆりの思い込みであったのが明確になりました。
ただ僕としても生徒会長が天使では無いにせよ何物かの意志を代理で遂行する存在だとは考えていたのですが、もしかしたらそれすら違う可能性があるのです。

彼女が特殊な存在である理由は超能力を有していたからです。
しかし、その超能力は銃の開発と同じ仕組みだった(どんな仕組みか私に聞かないでください)

つまり誰にでも……とまでは行かなくとも、SSSの人間にも出来ることだったのです。

これで超能力はあっても強制力が無い理由は分かりました。また手を抜いている(最初から全力を出さない)理由にもなりえます。

彼女は誰かから権限を与えられているのではなく、あくまでもゆりや音無と同じ立場でより進んだ事をしているに過ぎないのではないか……だから能力も自己開発だったのではないか、それがゆりの考えた推論です。
生徒会長もまた「流れを統治したい」という願望を持っただけのプレイヤーキャラクターに過ぎないのかもしれません。

とは言え、自意識で世界ルールを改変する事が出来る以上は我々の世界とは異なりますし、ファンタジックなAB世界と我々の世界は共に存在しているようですからAB世界が誰かの手によるもの、という可能性は大いにあります。
それがプログラマか神かは、分かりませんが。

そして流れだけでなく満足しても消滅する。前日譚に明かされていた設定ですが、正にヨブ記と構造を同じくする従来の麻枝作品のパターンです。

ゆりの中で流れに乗るのはアウトで満足するのは良いのか、それとも個人の自由として受け入れているのかは判然としません。ただこれもAB世界の恣意性を裏付ける要素であるのは確かだと思います。

その目的は何か、また本当に輪廻なのか、或いはそういうプログラムなのか。

果たして納得出来そうなドラマと答えが明示されるのでしょうか。