HEROMANに期待しよう | リュウセイグン

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アニメの話題全然書いてないので書くことにするぜ!


今期注目……というか応援したい作品はボンズの『HEROMAN』だったりする。
第1話を観る限りは真っ当すぎるほどに真っ当で、普通に言えば取り立てて凄くなるような感じはない。

だけれども、妙な可能性を期待してしまう。

なぜならばこの物語、昨今(要するにエヴァ以降という意味ですね)のアニメとは大きく異なり非常に単純化された世界観
つまり極端に言えば第二話で敵性宇宙人さえぶっ飛ばしてしまって、それで終われるような感じ。
逆に言えば、敵性宇宙人とのバトルさえ描けばあとはどんなエピソード、どんなテーマを盛り込んでも構わない……という大きな枠組みを持った作品だと言える。

ウルトラや戦隊物なんかは今もそういう傾向にあって30分でも凄い濃密な話があったりする(平成ライダーはしばしば謎めかして失敗する)けれども、ああいう単純な枠組みの話というのは実は話の作り手如何で幾らでも深みが増せるという強みがあるのだ。
加えて原作者はスタン・リー。

作品設定は
両親不在でお婆ちゃんと暮らすナードの主人公、クイーン・ビーのヒロインにジョックの兄ちゃん……なんて、


まんまスパイダーマンやんけ!


というツッコミを入れたくなってしまうが、もしもサム・ライミのスパイダーマン(特に2)のテーマを今の日本アニメ界でやってくれるのだったらそれだけで歓迎したい
だって目に付く作品が

悉く纏め切れもしない癖に
奇を衒い過ぎなんだよ!



ボンズにも耳が痛いだろう、きっと。

で、ヒーローマンは、この世界観にしてシリーズ構成は大和屋暁氏なので、これは期待出来るか……!?
と思ってしまうのですね。
当然ながら無難なヒーローものに終始してしまう可能性もあるし、そういう意味からも予断は許さないのですが、大いに望みを懸けたい一作です。