東のエデン・滝沢君記憶消去の理由を考察するよ | リュウセイグン

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なんか色々趣味について書いています。

長文多し。

今のウチに書くぞ~!!!
今はまだ9話やってませんからね、ひょっとすると解決されちゃうかもしれないので先に書いておく事に意味がある。恐らく9話は大転換点になるでしょうからね。




今日、ふとした事から天啓を得たように考えが纏まりました。




今まで僕が考察してきた事が、逆に答えを見えにくくしていたんですね。
二つ、大きな誤りがあります。

・滝沢君は迂闊な月曜日に関わっていなかったという推論
これは社長のセリフからも否定されるべきです。
滝沢君は迂闊な月曜日に関わっていた

・滝沢君とセレソンナンバー1(指輪)は対立候補
これは今の時点では間違ってはいないと思うのですが、記憶を失う前はどうだったかはまた別の話です。
現時点で指輪さんは「弱者切り捨て、少数精鋭の国家再生」を目指しています。
一方今の滝沢君は「ニートの楽園」を目指している訳ですから、これは当然真逆の姿勢。

しかし滝沢君は記憶消去前に「2万人ニート失踪事件」を起こしています。
彼らの行き先は全てかどうか分かりませんが、ドバイから戻ってきた人もいるので海外に輸出させられた事は確かでしょう。感謝してくれた人も居たようですが、ショッピングモールに「滝沢朗ぜってー殺す!」と書かれたように、良い仕打ちをしていません。捨て子で勤労青年であっただろう滝沢君にとって、親の庇護を受けてぬくぬくしているニートは歯痒い存在であろう事は想像に難くないでしょう。
従って、指輪と方法論の差異はあったかもしれませんが滝沢君もまた弱者切り捨て的な発想でも不思議はないのです。

そして、迂闊な月曜日にも加担した。

しかし、滝沢君に転機が訪れます。
それが何だったかは分かりませんが、ひょっとしたら迂闊な月曜日後のミサイルテロで人的被害を出そうという方向性になったからかもしれません。
またこのやり方で本当に国が救えるかという疑問が起きたのかも。
アガリにしたってナンバー1が筆頭候補になる訳ですからね。

兎も角、結果滝沢君はアガリ如何ではなくゲームを抜けようとした

その為に、まずセレソンシステム圏外へ逃れます
セレソンの力が何処まで、どれくらい使えるかは明確ではありませんが羽田(だよね?)空港に戻ってきた時に

「セレソンシステム有効圏内に入りました」

とジュイスのコールが来ました。
逆を言えば、それまでは圏外だったという事。
またセレソン刑事も

「9番は死んでたんじゃないのか」

と言っています。
恐らくケータイ上部のローマ数字が消えていたんでしょう。

そしてアメリカの住居に大量の銃器を用意し、偽造パスポートを置きます。

そして、拳銃とノブレス携帯を手に警官がほどほどに警戒をしているような場所へ出向いて全裸になります
そして記憶と記録を消す。
どうなるか。


普通は警察に捕まるでしょう。


捕まったら、情報は携帯にあった本人の住居のみ
住居を調べると大量の火器とパスポート

間違いなくテロリスト容疑です。

その場合、持ち物などはどうなるか?
当然、ノブレス携帯も含めて取られてしまうでしょう。
また、ハッキリした事が分かるまで拘留期間はかなり長くなると思われます。
その間にゲームが終わってしまう可能性も充分考えられます。

サポーターとしても
「システム圏外に居て死んだかどうかも分からない男」



「アメリカにてテロリスト容疑で逮捕された身元不明で全裸の日系少年」
を同一と断定し、裁きを下せるかは難しいところです。

滝沢君は、恐らくゲームを降りる為にああいう行動をしたのです。
咲がお賽銭を投げ、それに巻き込まれつつも逃げ延び、最終的に日本へ戻った事は滝沢君にとってアクシデントだったのです。
傍証として指輪の「彼も終わりだな」というセリフとジュイスの「フェードアウトかと思いました」というセリフがあります。特にジュイスのセリフは公式の人もヒントだと語っているくらいです。

また、滝沢君が記憶と記録を消した理由のヒントは、ケータイゲーム・ジュイスコールに出てくる「**」だというヒントも出ました。ゲームのブロックは滝沢と咲と豆柴しか居ないのですから、ここは「豆柴」と考えるのが妥当でしょう。


僕は当初、ここでも誤解をしていました。
「豆柴」が「日本に帰ってきた理由」になると考えていたのです。
しかし、そのヒントを出した文章を読む限り「記憶と記録を消した理由」のヒントが「**」であると語っています。


「豆柴」の為に記憶を消したのか?
だとすると記憶を消した上で日本に帰ってこなくてはいけません。

そう、それも誤解でした

「**」の為に、とは一言も書いてありません。
「**」がヒントなだけです。
そして豆柴のキャラ説明には「堕天使のイコンである羽根がついている」と書かれています。


救世主を降りる=堕天使




そう考えれば、ヒントを出した人の言い方も得心がいきます。

現時点でほぼ全ての状況が符合している説明は、これくらいなんじゃないかと思います。

少し引っ掛かるのは社長が指輪と滝沢を「リアリストとロマンチスト」と対比させていた事と火浦先生が「なかなか魅力的な人物だった」と語っていた事です。
あとそれに付随して「君は新しい自分になって何かをやろうとした」とも言っている。
これは滝沢君と指輪が対照的であるという認識を他セレソンがしているという事でもありますし、「何かをしようとした」というフォローは「逃げ」説からすれば、反証材料になります(当然医者は滝沢君の真意を知るはずがありませんが、物語の法則としてこういうセリフは伏線として使用されるので)


ただ社長にしても「アプローチを変えてきた」とも言っているので、前の滝沢君と今の滝沢君が違っている事を踏まえて評価したのかもしれない。

咲の行方を突き止める履歴で「ロマンチスト」と言いましたからね。

或いは、医者の言葉にしてもゲームを降りた後で何かをなそうとしたのかもしれません。

あと僕がOP・EDの字や情報を信じて滝沢君の迂闊な月曜日犯人説や堕天使の事を語っていましたが、アレが必ずしもそのまま作品の事を書いている訳でもないですし、違っていても文句は言えません。


兎に角


「滝沢君は、ゲームから完全に降りようとした」



これが今の時点で考えられる一番有力な推論じゃないかな~……と思ってます。
違っていたら非常に恥ずかしい気分になる事請け合いですけどね。
まぁ違ってたら違ってたで意外性があるからいいじゃないか(笑)

ただ、今ある材料とは殆ど明確な矛盾は生じていないので、それなりに説得力はあるハズなんだよな~。
まぁそろそろ本編で少しは明かされるでしょうから、楽しみにしたいですね。