マンガとアニメは違う。
それを理解・分解・再構成しなければ、良い作品は生み出せない。
あらすじ
ラジオ放送と錬金術見せ
奇跡の御業
ロゼと遭遇
キメラと戦闘
教主を罠に嵌める
神の鉄槌くらっとけ
ホムンクルス登場
まぁ……予想はしていましたが、なんともコメントしづらい結果に終わってしまいました。
いや、結構原作に忠実なんですよ?
でも、マンガとアニメの違いを無視してしまっている。
それがこの作品に於ける一番の問題かと。
例えばマンガはコマとコマの感覚が一定ではありません。
またコマの大きさやコマの重要性も一定ではありません。
しかし、アニメはどんなシーンであっても同一の画面・同一の時間を喰います。
今回は画面分割をしていましたが、必ずしも効果的とは言い難かったですし、ああいう演出はむしろ珍しい。
マンガでは、シリアスなシーンの途中にギャグを持ってきてもコマの比重や大きさなどによって、これは主である、これはあくまで脇である……というように立ち位置を変えられます。
でも小さいギャグコマでも、アニメになったら同じ大きさで同じような時間として流れる。
だからマンガのギャグコマをそのまま持ってきてしまうと、流れが断ち切られて巫山戯ているように思えてしまうんですね。今回はエドが信者の包囲を脱出する際にオートメイルをバカでかい剣に変えて、更に信者が棒人間になるシーンがありました。
私も剣の部分しか覚えていませんでしたが、実は棒人間のシーンもほぼ原作通りです。
しかし印象の薄い事自体が、このコマがあくまで脇の流れであり、ちょっとした息抜きになっている証拠です。
いくら原作にある描写だからとは言え、それを普通に持ってきてはダメだ、っつー訳。
先週までは迷い、という部分があったので可哀想だな~という気持ちがありましたが、今週になってくると迷いを考慮しても苦言を呈したくなる感じになって参りました。
オリジナル要素が教主巨大化とかねぇ……神の鉄槌に合わせる為だったんでしょうか。
で、しばらく考えていたらついにハガレンリメイク第1話のやり方を思い付いたのでそのうち書きます。