続・夏目友人帳 第12話『廃屋の少年』 | リュウセイグン

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あらすじ

夏目、廃屋に入って棺桶(?)の少年救出するも閉じこめた側と誤解される

落とし物届けようとするも少年の仲間に「もやし」呼ばわりされ凹む

少年・カイと和解

カイを襲う妖怪を撃退し、近くにいた怪しい影を追跡。正体は名取だった

名取云く「あの少年は妖怪だ。夏目、そろそろ人間と妖怪のどちらが大切か選んだらどうだ?」



先週の呪術師集会もそうなんですけれども、今までの夏目友人帳の雰囲気からは少し離れたようなお話になってきています。マイナス面といいますか、そういうものが強く出てます。

原作とはそうとう順番も違うのですが、しかしながらキチンと計算された方向性となっている事は確かでしょう。


一期は、主に善良な妖怪と善良な人間の交流を助ける。

二期は、主に人間と妖怪の交流に横たわる齟齬。良い人間・妖怪も居れば悪い人間・妖怪も居る。

が主な傾向としてあります。
原作の順番を改編して、↑の傾向のエピソードを纏めているっぽいんですね。


「守りたい」と夏目は言います。これは当然人間・妖怪双方に対しての想いでしょう。
では、そのどちらかに立たなければならないとしたら?
今回の物語は、それが最も顕著な形として出るであろうエピソードと言えます。



ツッコミどころはカイが人間のふりをしていてニャンコ先生も気付かないという事かな。
夏目の妖怪は定義や行える事がどうも曖昧。水に濡れたり壁抜けたり。
まぁそこはご愛敬っつーことでw

そもそも定義が難しいから「妖怪」なんてカテゴリな訳ですしね。


敢えて解説を入れるならばニャンコ先生自身の女子高生変化に酷似した能力でしょう。

妖怪でも人間との交流が深ければ、ニオイも減退するということは今までも語られていたと思います。
家の購入も、オトナ変化であれば可能です。


今までとは傾向の違う物語を、アニメ最終回としてどう纏めるのか?
また、夏目は今まで原作1話につきアニメ1話でほぼ通してきました。
今回は原作3話構成のところを、どう見せてくれるのか?
色々と楽しみな次週です。