漫画「サバイバル~少年Sの記録~」感想(完結作品を語る! #402) | マンガ好きミュージシャンhiro’

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「サバイバル~少年Sの記録~」(原作:さいとう・たかを / 作画:宮川輝)
連載期間 2015年~2018年(マンガボックス)

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昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
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「サバイバル~少年Sの記録~」は、「ゴルゴ13」でお馴染みのさいとう・たかを先生作「サバイバル」のリメイクです!
全5巻。現在、LINEマンガで全話無料で読めます。

リメイクなので、スマホで写真を撮ったりするような、現代21世紀の設定になっています。

始まりは原作と同じような感じです。
13歳の少年サトルが天変地異に遭い、一人でサバイバル生活を強いられるわけです。
全体的な流れも原作と似た感じですが、展開と絵柄の違いで絶望感少なく楽しめます!
相変わらずネズミには悩まされまくりますし、情緒不安定な女の子がやってきたりはするんですけどね!

ちなみに、
その女子大生のアキナが感情的になった時、ギャグマンガばりに誇張された変顔になるのは今作の特徴です!(笑)

さて、
天変地異後の日本という共通点のある「ドラゴンヘッド」ほどは闇が強調された作品ではないですが、明かりが一つも見えない暗闇の東京の場面はとても印象的でした!

そして終盤、かなりオリジナル展開になります。
暮らしていた島から出た二人はアメリカの日本派遣部隊のヘリに見つけられ、人が集まっていて治安も安定している東京の仮設基地つまり米軍キャンプに連れて行ってもらいます。
そこで、世界的な災害が起こり、特に日本の被害が凄い状況だとわかります。

さらに
東京近郊ではいくつかの日本人グループが暮らしていて、派遣部隊から食糧の配給を受けたりしていて、その場所にあった掲示板でサトルは家族が生きていて岐阜に向かったことを知ります。
その後、
ヒロインの暴走で自主独立感強めのグループのいる場所に行くことになり、追いかけてきた米軍の男女含め、三者が話していると地震が起こり、結果、地下に閉じ込められます。
そして、どうなるか?と。


ということで、
過去にさいとう・たかを先生のサバイバルを読んでいて大好きだという人に、サバイバル技術を少し学びたい人に、
変顔にビックリしたい人にもオススメです!



・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)

地下空間でネズミによって隠された道を見つけ、ロッククライミングのようなことをして地上の出口にたどり着きます!
一ヶ月後、多少落ち着いた中、サトルの提案で日米野球対決が行われ、その後は周りの後押しもあってサトルは一人で家族のもとへ向かいます。

ラストは岐阜へ向かうサトルと、「少年は走るのだった」という言葉。
ファーストシリーズ完ということですが、連載終了から5年以上経っていますしセカンドはなさそうです。
とはいえ、想像したより楽しめました!

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ここまで読んでくれてありがとうございました。
「サバイバル~少年Sの記録~」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

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