この日程が発表されたのは、年末の大学芸会オーシャンズガイドの時でした。
去年もそうでしたが、春ツアーは名古屋だけで良いかなと考えていましたが、ファイナルの日程を見て、『これは推しとして行かなければ』と躍起になったのを記憶しています。
(当の本人が他のメンバーに指摘されてから気付いたのはご愛嬌)
年明け、無事に抽選にも当たりチケットを確保した所で、あんな事が起こってしまいました。
それでも、時間は止まってくれない。
新しいアルバムの発売から春ツアーとエビ中は動き始めました。
まずは5月5日の名古屋。
初日に、彩ちゃんが思いの丈を叫ぶ場面がテレビで流れたりしていましたが、あくまでこのツアーは『現在のエビ中』を魅せるものでした。
見ているこちら側が感傷的になる事はあっても、ステージの7人は強く逞しく歌って踊っていました。
しかし、歌詞を間違える場面があったりした時に『あっ、ここはりななんパートだ…』ってなる瞬間にその存在を痛感したり…。
そして、7月16日。
松野莉奈が19歳になるはずだったこの日。
自分と同じように去年の生誕グッズのTシャツを纏っている人もたくさんいました。
独特の空気感がありながらも、いつも通りに進行しますが、終盤『なないろ』、最後の落ちサビの時に彩ちゃんが『駄目だぁ~』と感極まって言ってしまう。
マイクに乗せちゃいけないのに乗せちゃう辺りが彩ちゃんらしくて、ほっこりしつつも泣けてしまいます。
そして、アンコール。
一曲目にりななんが大好きだった『全力ランナー』。
この曲が持つ意味を会場全体が理解していたと思います。
次に暗転し『フレ!フレ!サイリウム』。
メンバーが持つのは青いサイリウム。
会場も真っ青に染まる。
途中、ひなたのパート『七色の美しい光で』を『青色の美しい光で』に。
もう涙腺崩壊しました。
(写真はナタリーさんから拝借)
この光景を見れて本当に良かった。
そして、サドンデス。
彩ちゃんが毎回一番始めに脱落するのは、この日勝つ為だろうと思っていたのですが、他のメンバーの敗退理由が全員『右太ももが痒すぎる』から。
そう、オリジナルのりななんの敗退理由です。
もう、感情が良く分からない感じに。
そして、最後はエビ中の一番最初のオリジナル曲『えびぞりダイアモンド!!』。
松野莉奈生誕祭は幕を閉じたかに思いました。
そして、終演後の会場に流れる『感情電車』。
一瞬、理解不能になりましたが、忘れもしないあの大好きな声。
そして、エビクラシーのジャケット撮影風景。
8人でのエビ中がそこにいました。
それはまるで、止まってしまった時計の針がたった一秒動いただけかも知れません。
しかし、その一秒がとてもとても濃い一秒になりました。
この事実がこのエビクラシーと言うアルバムの持つ意味合いをガラッと変えてしまった気もします。
あの日から、正直な話、エビ中を見るのを辛く感じる事もありました。
エビクラシーのチャート1位やアルバムの内容を誉める文を目にするのも、どこか蚊帳の外と言うか…。
この半年近く、エビ中の皆は凄く成長したと思います。
しかし、松野莉奈にはその物語の先はもう見れない。
でも、やっぱり『ここ』にいる事が一番あの子を感じられるんだと思いました。
後日、ブログでひなたが書いてくれたこの言葉。
最強のブルー
無敵のブルーこれからもライブで
青いサイリウムを振ってください!
私も青いサイリウムがみたいんです!!
今までと変わりなく
8色の海をみせてください(^_^)☆
本当にこの言葉に救われました。
地元に無いのでライブ前と翌日に食べたリンガーハット。
両方ともメンバー全員ver.でした。
まるで、りななんが皆を応援してあげてねって言ってる気がします。
僕はガチ恋のオタではないけれど、今はそれ以上の存在になってしまいました。
だから、僕はこれからも胸を張って『りななん推し』を続けたいと思います。
ありがとうね、りななん。


