私的思い出のJリーガー③。
前田俊介~俺達はまだ前俊を諦めない~
本来なら時代順に書いていこうかと思ったんですが、諸事情で今回はこの人を。
ネットの世界でこんな言葉があります。
【前俊を諦めない】
さて、この言葉の意味は後述するとして、すっかり各クラブの若手有望株を探すのが趣味になっている自分ですが、そのきっかけとなったのはこの男からです。
前俊が高3時の高円宮杯決勝。
広島と磐田の対決。
ドリブルで二人をかわし、キーパーの股を抜く決勝シュート。
その試合を見て惚れましたね。
早くもその年にトップチームでプロ初ゴール。
プロ1年目となる05年も5ゴールを上げ、ワールドユースではロスタイムの同点弾と活躍。
06年。ウェズレイが移籍してきたものの、前年と同じくスーパーサブとしての活躍が期待されていました。
しかし、ここから何かの歯車が狂って行きます。
シーズン途中に就任したペトロヴィッチとのアレ(※前俊コピペ)もあり、たった8試合1得点に終わります。
翌07年は出場機会を求めシーズン途中から大分へ。
10年途中には大分からワールドユースの時の監督・大熊が率いていたFC東京へ。
11年はまた大分に復帰。アッチョンブリケ事件もあるも8得点とまずまずの結果。
12年は札幌に移籍。
前俊を諦めない為の戦術を取るも、怪我もあり戦術が機能せず、後半戦は出番が激減しチームも降格。
ざっと経歴を書いてみましたが、燻りっぱなしです(苦笑
でも、声を大にして言いたい。
俺達はまだ前俊を諦めないぞ!
期待された若手有望株が伸び悩み、埋もれていく様は何十、何百とあります。
しかし、何故我々は前俊を諦めないのか?
百聞は一見にしかず。
某動画サイトで【前田俊介】と検索すると出てくるこの動画。
http://www.youtube.com/watch?v=hXUFGz0so5U
これを見てみればお分かりになられると思います。
…
…
…
ハイ、お分かりになられましたね。
(※動画を見た体で)
前俊の何が凄いか。
1.ドリブル
前俊はレフティーです。
レフティーと言えば、名波や中村俊輔みたいに『左足1本で飯食ってます』と言わんばかりに左利きである事にプライドを持っている選手が多いですが、動画のコメント欄にもあるように前俊のドリブルは左利きらしくないんです。右足でのタッチも多く、それがDFを惑わせているのがよく分かります。
だから、スピードが抜群に無くてもかわして行けるわけです。
2.シュート
大変美しい鹿島戦でのゴールに代表されるように、右サイドから入って来て逆サイドに巻いて入れるのが一番得意な形です。それを体現させるのが…
3.ボディーバランス
公称172cm72kg。
決して大きな体ではありません…って言うか体重もっとあるだろ?(笑
ドリブルで相手をかわす身のこなしにしても、先程の逆サイドを巻くように狙うシュートにしても、実はボディーバランスの良さの賜物だと思います。
ユース時代(3年次)は1トップだったように、実はポストプレイも上手。テクニックがあってバランスが良いのでちゃんとボールが収まります。
4.空間の使い方
キャプ翼でこんなシーンがありました。
敵陣を進む岬君。しかし、パスコースもドリブルコースも塞がれてしまい万事休す。
その時、後ろから翼君がこう言います。
『岬君、上だ!』
(※うろ覚え)
前俊がペナ内でスペースが無い時に使う技の一つに【浮かせてボレー】があります。
これもバランスの良さと高度なテクニックの成せる技です。
天才は天才を知る。
前俊も翼君と同じく天才なのですよ。
5.メンタル
ペトロヴィッチや大熊が前俊に求めたモノ。
それは前線からの献身的な守備であったり、絶え間無い運動量であったりします。
現代サッカーのFWにとってはそれらは当たり前の仕事ですが、まあ、この男はそれをやりません。
それを貫き通すメンタルの強さ。
こうなると我々はこう思うわけです。
【前俊に合わないのなら、それはむしろサッカーの方がおかしい】←言い過ぎ
柿谷は徳島でディフェンスの大切さを覚え、今のセレッソでは絶え間無くディフェンスラインの裏を狙う事をやって、覚醒…いや、本来の実力を発揮し始めたと言われます。
前俊も同じ様に求められるタスクをこなせば、彼のポテンシャルからすれば柿谷と同じく、世間が放ってはおかないでしょう。
しかし、前俊の良さはその前俊らしさ。
前俊を生かすには、いかに彼を気持ち良くプレイさせるか、ただ1点だけだと思います。
それが前俊として愛される由縁であり、諦めない人が多い理由なのでしょう。
さて、今の日本代表は本田のチームと言えます。
それと同じように、前俊のチームを作って欲しいものです。
当時の広島ユースのような。
前俊と同じ誕生日の708
