1968年。かのジョージ・A・ロメロが世に送り出した1本の映画。
それが【ゾンビ】の始まりであります。
今回の死霊創世記は1990年にリメイクされた作品です。
兄と共に母の墓参りに来たバーバラはゾンビに襲われ、兄が目の前で殺されます。
何とか一軒家に逃げ着くも、そこにもゾンビが。
そこに同じようにたどり着いた黒人のベン。
何とかゾンビを退治し、家に立て篭もる二人。
日が暮れて、ベンが2階を探索するとバーバラの悲鳴が。
慌ててベンが戻るとまた別の生存者が。
地下室に立て篭もっていたのは、この家の叔父と従兄弟に会いに来たトムと彼女のジュディ、それにクーパー一家。
地下に篭ると言うクーパーとバリケードを築こうと言うベンが小競り合い。その後も何かにつけて言い争いになります。
結局、極限状態の人間同士のエゴが、自分達を破滅に向かわせるんですよ。
最後、生き残ったバーバラが目を覚ますと、ゾンビを捕獲しオモチャのように扱う人間達。
それを見たバーバラのセリフは、是非、この映画を見て意味を考えて頂きたいです。
メイキングや色々なレビューを読むとストーリーは基本的に68年のオリジナルを周到しているとの事。
主人公のバーバラが時代背景に合わせて強くなったらしいです。
ホラー映画が好きって言うと悪趣味に捕らえられたりするのですが、何故、ホラー好きがホラーを見るのかをこの映画は示してくれていると思います。
是非、アンチホラーの人に見て欲しい作品ですね。
ところで、吹替だとトムの声が飛田展男さんなのですが、飛田さんと言えばZガンダムのカミーユです(笑
(もしくはちびまる子の丸尾君)
ベンがトムにいきさつを語るシーンがあるのですが、まるでMk-Ⅱを強奪した後のラーディッシュ艦内のようでした(笑
時代的にZ終わった後ですしね。
余談ですが、バーバラがダンバインのマーベル役の土井美加さん、ベンがガトーの大塚明夫さん、ジュディがルー・ルカや宇留千絵役でお馴染み松井菜桜子さんだったりとオレ得な感じでした。
あっ、トムとジュディはZのパイロットカップルだ!(笑
採点…☆☆☆☆☆満点
リメイクとは、ホラーとはこうあるべき。
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