いつもの路線で電車の中

決まった時間に電車の中

決まってないのが
同じ車両に乗る者達

沢山の会話の渦の中
人それぞれの顔と顔

そんな中で
自分が生きている事が
思い知らされる不思議

走る電車の音
人の仕草と表情
笑い会う声達と寝顔

この人達に
俺は見えてるのかな?

こんな変な感情が
出てくる不思議

そう言えば
街で見かけた
意味もなく
大声で怒鳴るオヤジは
この感情に似てるのか

誰かに向かって
怒鳴るのでなく
怒りの感情を周囲に
撒き散らしながら

街をふらふらと歩き
大きな声を張り上げて

生きていることを
精一杯にアピールする

大声で怒り叫ぶオヤジ

何を怒っているのか
訳がわからない

周りは逃げて行く

それでもオヤジは
お構い無しに叫ぶ

伝えることが下手で
ただ不器用なだけで

大声で怒りを撒き散らす

本来の正体を隠すように

淋しいよって言えず

やがて警官に囲まれる
その時まで叫び続ける