約1週間のこのツアー。
運転手さんだけでも、長短含め5人くらい入れ替わって、長い人だと宿泊込みでイタリアからフランスまで運転してくれていたり、スペインからフランスまで迎えに来てまたスペインに戻ってくれたりする。
ガイドさんはホテルに着くたびいろんな交渉をして、参加者が少しでも心地よく過ごせるように配慮してくれている。
なにもかもが完璧なわけではもちろんなかったけれど、
いろんな人がいろんな形で携わってくれて、一つのツアーも成り立つのだなぁと、なんだかありがたい気持ちになったりなんだりだった、家族旅行2015年3月8日~15日。
だって、時間通りに指定の場所にバスがいるんだよ?
(ふだん マルタのゆるい公共バスしか使用していないための 驚き 笑)
さて。
まだ中盤戦のこの日は、午前中マルセイユに立ち寄ってランチを済ませ、アビニョン経由でアルルで宿泊、の予定。
マルセイユ、昔は汚くて治安も悪かったようですが、最近頑張ってキレイにしている、とのこと。
本当に古いのは隣のこちらの建物ですよ、とのことで、
それよりもこうやって手を広げられると、飛び込んで抱き着きたい、と思ったりなんだり。
約一時間弱のうろうろタイムでは、港に停泊しているボードを指さして写真を取り合い、父親と「俺の船だぜ」ごっこをしたり、
背中を掻いてあげているライオン像に「やさしくね!」と声をかけたくなったり、
ツアーに参加していた年の差ラブラブ夫婦がこのスケスケ観覧車に乗っていて、妹とふたりで「この観覧車は(回転速度が速いうえにガラスとかで仕切られているわけではない構造ゆえ) 怖すぎる」と驚愕したり、
そんな感じでふらふら歩き、ランチはブイヤベースをいただきました。
美味!
ご参考;
http://sumau.com/page_category/parent_life/seasons-home-deli-page_category/8519.html
またバスで移動して、ついたのはアビニョン。
こちら、アビニョン教皇庁。
自由時間に、この中を探索。
お城わーい。
城内がけっこう広くて回るのに時間がかかり、ぎりぎりまで集合場所にたどり着けず、一同焦る。
お土産屋さんには、写実的なものからポップなものまで、いろいろな セミグッズがあふれていたアビニョン。
(ほかにもラベンダーとかいろいろありましたが)
妹の脳内の何かにひっかったらしく、ずっと「セミがほしい」モードの妹。
昆虫モチーフって、日本だとなかなか かわいらしいものに分類されない気がしますが、海外だとトンボとかもアクセサリーのモチーフとしてたまに見かける。
かわいいのかな。キレイ、の範疇なのかしら。
でも、例えばこんなブローチをしている人が目の前にいたら、
「奥様、胸元に虫が、、、」と言いだそうか言いださないか迷って、結局言えなくて、ていうか 胸に目線が行っちゃって困っているうちに、 「ていうか、この昆虫の触覚長くない?」とか気になりだして、笑いをこらえながらマダムの胸を凝視する変態、という自分が想像できる。
おっと大幅に脱線。
さて。
外国を歩いていると、「コニチワー」と同様、「ニーハオ」と声をかけられることがよくありますが、今回家族で歩いていると、だいたい「ニーハオ」だったのは、両親がそろって 変光グラス (= 日光にあたると サングラスになる メガネ) をかけていたからに違いない。
で、セミがほしい妹と、二人で路地を歩いていたときのこと。
地元のフレンチ青年二人と目があった わたしたち姉妹。
「ニーハオ」 と言われたので、「こんにちわ」 と笑顔で強気に返すまりえ。
すると、すれ違いざま 「Dumpling」 と言い放たれる私たち。
「ダンプリング( = 餃子)」 と言われた瞬間、「え? 餃子?」 と 一瞬戸惑ったものの、「なぜ私たちは 餃子 と言われたのか」 「あいさつ からの 餃子 とは どういうことなのか」 「チャオズ だね」などと、この状況がおかしくて、爆笑しながら アビニョンを探索していたのでした。