moon2tさんのブログ -9ページ目
RJ終わったのでようやく(* ̄ー ̄;)
今回は前回と同じような轍を踏まないようにしよう。(アフタートークから書こうとしてる時点でアウト?)

この時はAちゃんと並んで聞いたので(席移動して)、こ汚いメモを書いていたのだよ。(1人だと、こっぱずかしいのでメモは取りません取れませんw)だから少しこれを元に書けるとこまで書いてみよう。

終演後、まず壇上に現れたのがいつもの司会者の女の方(名前失念)と演出家の上村さん。
ちっちゃなイスの座面に両手をぎゅっと置き、足を数㎝浮かして左右にぶらぶらしながらトークしている上村さんにツボったんだけど。後日友達に「ねぇねぇ!上村さんが」言ったら「そこ。あんまり重要じゃない」と皆さんに言われて、ますますツボるwww

さて、メモを・・・・・。
・・・・・・( ̄□ ̄;)読めん。
読めんぞ _orz 
字が汚い!小汚いんじゃなくて、大汚い!www
しょーがない。記憶を頼りに。。。
あ。そうだ!ツイッター貼りつけよう!!少し書いていた。
あと、記憶をプラス!よし!


客席から見て
司会者 上村さん 桃ちゃん 朋ちゃん 健ちゃん
の並び。
先ずは司会者さんと上村さんが出てきて、栗田さんと中嶋さんが少し後から登場。朋ちゃんは深いローズのロングワンピに黒系のショールを羽織ってた。
健ちゃんは始まってしばらく経ってから最後に着席。どんどんと腐っていくという役柄のため(し体の役)、劇中で身体中に茶色いドーラン塗り重ねていく。そして最後には海の青と混ざった白いペンキが塗りたくられていたから、それを落とすのにシャワー浴びてから登場にお時間掛かるとのことで。


「岡本さん、準備が出来たようで」
小走りで舞台に登場。
「朋ちゃんが背中流してくれないんだもんww」
も……もん?(  ̄ー ̄;)く、くれないんだもん?
だからいつもより時間がかかったとのことらしいです(笑。

ふわふわパーマにキャップのつばを後ろ向きにかぶって、Vネックシャツ萌え袖、(にインナーピンクだったらしい←)ダークグレイのジャージにダークピンクのラインが2本。たしか。たしか。
ストローの付いたペットボトルはいつものとおり、キャップ外しのがぶ飲み。


以下順不同で


「私と亀田くんは(演出上、青い)ペンキ塗れていないんですよ。朋ちゃんは頬とか(小声:可愛い)足を塗ってて羨ましい」と海のペンキを塗れなかったことを桃ちゃんが悔しがっていると「俺に抱きつけばいいじゃない?笑笑笑。俺、ペンキでベタベタだから。」そうすればペンキ付くよと提案する健ちゃん。
ウェルカム状態で言うと、「やだ。岡本さんの塗ってる茶色(肌)、ドーランなんですよね」桃
「腐ってるからねwww」健
「水色のペンキはすぐ落ちるんですけど、ドーランは落ちにくいんですよね。(岡本ドーランが)爪の間に入っちゃって洗ってもなかなか落ちなくて。なんだか指先の汚い人になっちゃって」としかめっ面でノーサンキュウな桃ちゃん。笑。

桃ちゃん。
前回のアンサンディでは「数学者として数式を苦労して覚えたら、今度(リトラル)は名前かよっ!」と今度は沢山の名前たちを覚えなくてはならないことを恨み節のように言い放ち、名前の記録として電話帳を背負うことに対して「二宮金次郎かよっ!」と憤慨して?上村さんに突っ込んでいたところが可愛かった。
上村さんと栗田さんは同じ劇団の後輩、先輩という間柄。先輩の桃ちゃん、容赦ないwww。「朋ちゃんには優しいのに私にはそんなことない」らしい。
上村さん曰く[ しょっぱい顔 ]の桃ちゃん、可愛い。


なかなか落ちないドーランを桃ちゃんに敬遠された健ちゃん。
「そう。(ドーラン)染み付いちゃって。(背中指さしながら)こことか、(太もも指しながら)足とかきれいに落ちない。でも大丈夫です。公演終わったらエステ行きます!笑」
エステ宣言w

朋ちゃん。
唄う女ジャンヌが吟う歌。歌の歌詞の中にある『タディーラ』とかの言葉はどこの国の言葉とかではなくて造語であると聞いた。歌詞の意味はと聞いてみたら村の作物の豊穣の歌とか村の御祭りで唄われている歌であったりする歌。女が唄うことを禁じられているのに歌を唄う。そんなことで疎まれているということ。そんな説明を聞いたとのこと。

上村さん。
中嶋さんの演ったシモーヌとジャンヌの2役。
この役は合わせ鏡のような役であるとのこと。舞台終盤ではシモーヌがジャンヌでもあるような、ジャンヌがシモーヌでもあるような、両方が交差する交じる瞬間が出来るような演出となっていますと。
前回の[アンサンディ]では双子の姉弟ジャンヌとシモンがお互いを写すかのように、今回はシモーヌとジャンヌ。(名前の「シモーヌ」と「シモン」も女と男の違いだし、「ジャンヌ」はどちらも「ジャンヌ」。これも意味があるのかも知れない?みたいなこと言ってた。)
唄う女。[アンサンディ]の時は双子の母親ナワルが唄う女。[リトラル]ではシモーヌが唄う女。これも意味があるんだろうなって。

曲は前回のアンサンディとリトラル同様に国広さん。この前、三茶でやったペールギュントやRJでも音楽担当してたんだよ。知ってた?
ペールギュントに至っては板のうえで演者でもあったり、楽器弾いたり、多才!
RJは、公演の始めの方の日程で観客席に無駄に(笑)イケメンな人が後方に座ってて、それは国広さんだったwww


上村さん。
初めての読み稽古をする時、色んなアイデアが出てきたら面白い舞台になるなと思った。スタッフもいつものメンバーでその点でこの舞台に自信があった。なかなかこういう作品を今の日本の演劇でやるというのは大変なことではあるけど40日で作れたのはほんと良かった。

中嶋さん。
壮大な旅。観客が入って一緒に時間を過ごしたことによってゴールが決まる。お客さまの力によって毎回違う岸に連れて行かれちゃう。この舞台で色んなことを考えたりしていただけたら幸せです

栗田さん
パッと明かりが着いた時に、席が空いていると寂しい気持ちになる。来ていただけるとエネルギーになる。『面白い舞台があるよ。その後、三茶でお茶しよう』って知り合いを誘って来て欲しい。1人でも多くの方に観ていただけると嬉しい

そこに岡本ツッコミ笑。
(もうね。ペンキの時といい、私、ほんとに健ちゃん桃ちゃん好きだわwww)

「俺はねー。客は少ない方が盛り上がるw」
「(キッ!)なんでそんなこと言うの!」
「スゴい盛り上がるww」
「だったら10人くらいのところでやりなよ💢」
「笑。みんなに観て貰いたいんですよ。でも、なんか少ない方が盛り上がるwww」
「そんなのダメだよ!だったらもっと小さなところでやりなよ!💢」
「いや、、なんだろ?笑笑。…来てくれるから大丈夫ですよ。」

こんなやりとりww好きwwww

このやりとりは「抱きつきなよ」「汚くなるから嫌」発言と同じく笑えたから、スッゴく覚えてるwwwwww

[観客が少ないと盛り上がる]←これはあのライブツアー(地方公演)を思い出すwwwあのライブはきっと盛り上がったんだろうなぁ。お客さん少なくてwww(←それには行ってない)


健ちゃん
内容としては笑えない話。稽古中でも本番中でも、今現在世界で今起こっていること。彼らが言ってること受け入れなくなる瞬間あったりする。でもここで演じてお届けしている時間の幸せを感じる。今観ないといけない舞台。なかなかこういう作品は観れないと思います。濃密な時間を共有出来る喜びを感じる。なんだかんだ言いながらお客さんがいないと舞台が成立しないのでほんとに感謝してます。皆さん、長生きしてください


[長生きしてください][感謝しています]
このフレーズ好き。こちらこそ。
いつもありがとうございます。




あー。昨日、お風呂でアフト、もう少し思い出したことあったのに、忘れた笑。
はがゆい。なんだっけ?お風呂入ったらまた思い出すかなぁ?そしたら追記しよう。←思い出しませんでしたwww


ずっと続き書いてませんでした。
て、書いてからまたもや途中から書いていませんでした。そして書いていませんでした。急かされました 笑。



「ジュリエット。お前の嘆きはわかっている。延期もできないそうだな。」
「神父さま。取り止めにする手だてを教えてください。」

部屋の片隅から短刀を取り出し胸に押し当て詰め寄る。
「神父さまのお知恵でも解決出来ないのなら私の決心を賢いと誉めてください。このちに飢えた短剣ですぐにやってみせます。神父様でも決着のできない難問に決着をつけます。すぐにでもしんでしまいたい」

短刀をもち出した生徒2を見た生徒4がひどく慌てた表情をしていた。このまま本当に生徒2自身が短刀で決着をしてしまうんじゃないかというような危惧の表情。これはまだ生徒2に対して酷いことをしてしまったという負い目を捨てきれていないせい?
でも私にも最後の言葉はジュリエットじゃなく、生徒2にも見えた。生徒と役柄が同時に混在している。

生徒3が生徒2を制止する。
「待て、娘!一縷の希望が見えてきた。パリスと結婚するくらいなら、…、という強い勇気があるのなら手だてを授けよう」
「恐れも迷いもせずやってみせます。」

「家に戻り明日の晩は1人で寝なさい。それからこの瓶の薬液をすっかり飲み干すのだ。するとたちまち鼓動は打ちやめ止まってしまう。手足はしなやかさを奪われ死体のように固くこわばり冷たくなる。仮死状態が42時間続いた後、心地よい眠りから覚めるかのように蘇る。だが朝にはベッドでしんでいるのだ。そこでしきたりの通りひつぎにのせられ霊廟に運び込まれる。目覚める時に備え、ロミオに手紙を出しことの次第を知らせておく。戻ってきたロミオとお前の目覚めを待ち、ロミオはお前をマンチュアに連れて行く」



「ロミオロミオロミオ。さぁ。一息に!」
瓶を一息に。


翌朝
「ああああなんてことたすけて助けて!お嬢様がなくなってしまった!」



マンチュア
「夢か!?俺がしんでいた奇妙な夢を見た。死人がものを考えるとは!唇に何度もキスをしてくれ命を吹き込んでくれた。俺は蘇り、帝王になった!」

ロミオの元に使者がやって来る。
「ヴェローナからの便りか?神父様の手紙を持ってきたのだな?僕のジュリエットは?あの人の無事が分かればなんの心配もいらない。」
「それなら確かにご無事。なんの心配もいりません。」
手紙(という名の本)を受け取り、読む。
「……[、亡骸はキャピュレット家の霊廟にお眠りです。永遠の魂は天使様の元においでです。]?」
「この目でご霊廟に納められるのを見届け駆けつけたのです。」
「…本当か?」
手紙から目を上げ、使者を見つめる。

「早馬を!今夜発つ。神父様の手紙はないのか?」
「はい。ございません」


「よく戻られた。ロミオは何と?返事があるなら手紙をこちらへ」
「実は町の病院を見回っていたところ、伝染病患者の出た家に居たと疑われ、戸には封印をされ一歩も外に出られなくなりました。そんな訳で足止めをくらい…」
「マンチュアには行かずじまいか?私の手紙は誰がロミオへ?」
「届けることが出来ず。お返ししようにも使いの者も見つけられず」
「何と運の悪い!由々しいことになる!」



「あぁジュリエット。今夜は一緒に寝よう。
どんな手だてがある?災いめ!絶望する男の頭に素早く忍び込んだな。思い出したぞ。薬屋!」

(「これを一気にお飲みなさい。たとえあなたが20人力でもあのよ行きです」)

「毒薬、命の妙薬。行き先はジュリエットのはか。そこでお前を使ってやる。」



霊廟。
長椅子に横たわり赤い布に覆われジュリエットは眠る。

生徒3と4が科白の納められたと思う紙の束をを部屋の上手、下手から天井に向けて一斉に放ち、まき上げる。
白い紙は天井高く舞い上がり、ひらひらと部屋一面を覆い尽くす。生徒たちの手から解き放たれた無数の言葉たち。生徒たちの口から放たれた科白たち。

ここ!ここ!ここが書きたかったの!リトラル(リーディング)と合わせて私以外に誰か観た人いる?薄暗いトラムに舞う白い紙。うはー。まるでデシャヴュ!



トラムに舞う白とほの暗い空間の黒、そしてジュリエットの赤。
一掴みに放たれた紙の束は1枚1枚解き放たれ、高みから舞い落ちる。
ジュリエットの眠る霊廟。
「あぁ。死神。この世で最も尊いものを持ったな。」
紙たちは悲しみの涙のように舞い上がり部屋を満たし続ける。
赤い布で覆われたジュリエットの上にも白い紙は優しく舞い落ちる。

長椅子に横たわるジュリエットを覗きこむ。
「あぁ。ジュリエット。死神は君の美しさにはまだ力を及ばしてはいない。美の旗印は唇にも頬にも赤々と旗めいている、蒼白い旗はまだ迫っていない。目よ。これが見納めだ。腕よ。抱きしめるのもこれで最後だ。唇よ。正統な口づけで烙印しよう。」
紙が舞う。部屋を全てを悲しみでおおい尽くすように。
「信用できるな薬屋。薬の効き目は早いぞ。こうして口づけをしながら、俺はしぬ。」




「ジュリエットが目を覚ます!」
「あぁ。神父さま。あの人はどこ?私、どこにいるかよーく覚えています。ここがそうなのね。ロミオはどこ?」
「こっちに来なさい!人智を越えた大きな力が我々のもくろみを阻んだのだ。お前は尼増院で預かって貰おう!さぁ。おいでジュリエット!いい子だから!」

傍らに眠るロミオ。
「これは何?愛する人の手にしっかり握られて。わかった。毒が愛する人のしを早めたのね。……いじわる。すっかり飲み干して一滴も残してくれなかった。後を追えないわ。唇にキスを。まだ毒が残っているかも知れない。……この人の唇、こんなにも温かい。」

遠くで時を告げる音が聞こえる。
「急がなくては。嬉しい。短剣が!ここがお前の鞘。ここで錆び付いて私を死なせて」




突然チャイムが鳴り響く。世界を切り裂く。

真夜中の世界が斬り開かれ、世界を覆っていた芝居の幕が切り裂かれる。
ひばりの飛び立つ時間がやって来た。ロミオたち、闇の住人は夜の世界で眠りに就く。

普遍の朝がやって来た。
規則正しい毎日が始まる。チャイムが鳴る。生徒たちは脱ぎ捨てていた制服という名の鎧を再び急ぎ、身につけ慌ただしい日常へと向かい行進を進める。前へ前へ前へ!

そんな日常を横目に生徒1は、夜の世界の片隅に漂い、口ずさむ。
「墓はあんぐり大口を開け、亡霊どもが躍り出て墓地の小道を滑りゆく。我ら妖精、空駆け巡り月の女神のお供して、お天道さまの顔を避け、夢さながらに闇を追う。さぁ!浮かれ騒ぎの始まりだ!」

「さぁ。夜の世界の幕開けだ」
「さぁ。」
鎧に身を固めた仲間を呼び止める。
「さぁ。」

仲間たちは優しく彼を囲む。はぐれた彼を慰めるかのように。
昼の私たちが真実なのか?夜の世界は幻か?
そっと手を伸ばす。

「影に過ぎないわたくしども、もしご機嫌を損ねたのならお口直しにこう思っていただきましょう。ここでご覧になったのはうたた寝の一晩の幻。たわいもない物語。根も葉もないつかの間の夢。」



終演
「数ある物語の中でもロミオとジュリエットほど痛ましいものはない。」



(画像すべてパンフレットより拝借)


これ、書き終えて思ったんだけどあの歌みたいね。
「空にきらきらお星さま
みんなすやすや眠るころ
おもちゃは箱を飛び出して
おどるおもちゃのチャッチャッチャッ


空にさよならお星さま
窓にお日さまこんにちは
おもちゃは帰る おもちゃ箱
そして眠るよチャッチャッチャッ」



永遠に繰り返される物語。



終わったおわった。2月の舞台が!笑





さて、⑨まできてしまいました笑。どこかで⑩で終わらせたいようなこと書いてあったのでそれを目指して!



ロレンス神父の元を訪れた乳母はロミオと無事に出逢い、またロミオはロレンス神父と乳母の手引きの元、ジュリエットの元へ。


ジュリエットの寝室を作る生徒たち。
そこの使われなくなった講堂?に置いてある棚や椅子、板版、長椅子。粛々と淡々と黙々と(笑)、一斉に家具を集めてレゴのように合体させてベッド周りを作り上げる。

こういう舞台装置のない舞台って好き。想像で作り上げるシンプルで深いセットは観てるこっちも想像力で一緒に寝室を作り上げる。
あ。この舞台、基本のR&Jでは講堂?って舞台装置があるけどそれもシンプル。時には教室に、時には宿舎にもなる。そして、R&Jの世界にもなる。
小劇場ていいよねー。(大劇場もいいけど。wどっち?笑)

サクサクと家具を持ち寄って作り上げるのは生徒1。生徒2、3、4はゆったりと丁寧に寝室を作り上げる。まるで聖域を作り上げるかのように。


ジュリエットの寝室。
作られた寝室はその場にある硬い木材の家具を寄せ集めている。それがちょうど当時のよう。かき集めたキャンドルはベッドの周りに飾り部屋を寝室を仄暗く照らし出す。
仄暗い(ほのぐらい)部屋の中、長椅子に2人。赤い布にくるまり2人だけの世界。

時を告げる音。
「あれはナイチンゲールよ。ヒバリじゃない。」
朝の訪れを告げるはヒバリ。

「ね。ナイチンゲールよ」
「いや。ヒバリだった」

朝が来る前に人々が活動する前にジュリエットの元を発たなければならない。本当ならば既にこの地を発っていなければならない。

「立ち去って生きるか。留まって死ぬか。」
「そばにいて。まだ行かないで」
「捕まってもいい。君が望むなら。白んだ空は、朝日ではなく月の女神の額の青白い照り返しだ。」


乳母が息せききって寝室へ。
「お嬢様、お母様がお見えです。夜も明けます」

「さようなら。もう1度キスをして」
「行ってしまうのね。私の恋人」
「さようなら。大好きだよ」
「また逢えると思う?」
「ああ。きっと。その時は哀しみも楽しい思い出話しとなる。」


ロミオ退場。お母さま登場。
「ジュリエットどうしたの?」
「気分が悪くて。」
「嬉しい知らせがあるの。」
「苦しい時に嬉しい知らせはなによりだわ。」
「娘思いのお父様を持ってしあわせね。哀しみから引き離そうと急にめでたい日を決めたのよ。」
「いったいなんの日?」
「今度の木曜日、パリス伯爵がお前をしあわせいっぱいの花嫁にしてくれるの。」
「何故こんなに急に?お母さまお願い!お父様に言って!まだ結婚なんてしないわ!」
「自分でそうお言い!」




「くたばれ」
「こしゃくな」
「親不幸もの」
科白とはいえ、ジュリエットに反発された。生徒たち3人が声を荒げ、口々にジュリエットを罵倒する。


「くたばれ」「こしゃくな」「親不幸もの」
彼らは日々の生活で言われている言葉たちなのかも知れない。
生徒たちは日々の鬱憤とした暮らしの憂さを晴らすはけ口を見つけたかのように嬉々として標的めがけて怒鳴りつける。それが3人ともなれば益々助長して怒りの言葉は正義と錯覚する。

「いいかよく聞け!今度の木曜日には教会に行くんだ!嫌なら今後二度とワシの顔を見るな!立派な男を見つけてやったのに!男ならこうでありたいという男を!それなのにどうだ!めそめそと!」
負の感情は大きなうねりとなり言葉の鋭い剣を相手を突き刺す。
「『いやです。愛することができません。まだ若すぎます。どうか許してください』?いいだろう。すきなところで食っていけ!この家には置かぬ!のたれじにしろ!」
強い言葉は生徒たちの行動を大胆にする。鋭い言葉の応酬に戸惑い佇む生徒を小突きまわしだす。

(こんなに親切にしてやっているのに反論するなんて許せない。反論出来ぬように縛り上げてしまえ!モップがある。こいつで小突いてみよう!)

(え?)

突然の仲間の豹変に戸惑い、なすがままに床に転がり固まる。身体を縛られ両手は前に、腕が震える。
それはまるで追い詰めるハンターと狩られる獲物。狂気の眼。

(見てみろ!俺には力がある!)

ハンターが怯えた獲物の眼を見て正気に戻る。震える両手。怯えた顔。仲間?

(俺たちは、俺は何をしてた?)

狂気と正気。アンバランスな世界。


(ああ。このまま芝居を続けてアンバランスな世界に留まっていいのだろうか?)


沈黙を、苦しい空気を破る声。

「く  …雲の上には慈悲の神はいらっしゃらないの?」
気まずい空気を破り生徒2がジュリエットの科白を口にする。

(ダメだよ。この狂気で芝居を終わらせては僕らの作り上げた友情と作り上げた舞台がすべて無駄になる。続けよう。この真夜中の芝居を最後まで)

科白を口にしながら、仲間を見やる。真っ直ぐな瞳。

2つの真っ直ぐな瞳が痛い。反らす6つの瞳。

(さあ。続けよう。)
科白を促す2つの瞳。受けとめる4つの瞳。
「優しいお母さま私を見棄てないで。結婚を伸ばして。せめて一月、いいえ一週間。それが駄目ならティボルトが眠る暗いお墓を私の新床にして」3人で本をジュリエットを朗読する。

静かに朗読をしたことにより、生徒3のお芝居に戻る準備が出来た。
生徒3が母親を演じる。
「話しかけないで。好きなようにおし。」



いつものおどけた生徒4はまださっきの自分の醜い酷い行動に戸惑い生徒2の顔さえ見れずにいる。 

生徒2がそっと乳母に話しかける。
「ばあや。ばあや。私をなぐさめて。いい知恵を貸して。どうすればいいの?何か嬉しい言葉はないの?」

生徒2の瞳が次の科白を促す。
(何にもなかったよ。さぁ次に進もう。さあ。)

反らす残りの2つの瞳。
(自分が恥ずかしい。なんて酷いことをしたんだろうか。)


「ええ。ええ。ありますとも。」
生徒1が科白を引き受け、科白の続きの科白を読むよう目で生徒4を促す。
(おまえだけが悪いんじゃない。さあ。ここに。おまえの場所はここにある。)
瞳が仲間を後押しする。

「 …ロミオは追放」
勇気を出して乳母が科白を言う。
ロミオは追放。けれど生徒4人はここに戻ってきた。新しい結束。
「こうなった以上、伯爵様と結婚なさるのが一番ですわ。」
「本気で言ってるの?」
「そうじゃなかったらじごくに落ちても結構!」
「(そうなりますよう。)」
「え?」
「奥に行ってお母さまに伝えて。ロレンス神父の庵に行って懺悔してきますって」





再度お芝居が始まった。そして私は寝よう。
おやすみなさい。お早う。アップしてなかったww