moon2tさんのブログ -11ページ目
踊っている最中、誰と知らずロミオとジュリエットは出逢う。

えと。ここで終わっていました。再開。


厳かな音楽に合わせてくるくると相手を替えて舞踏会は華やかに進む。
そして2人は出逢う。
2人の周りの時空が一瞬が変わる。目と目がふれあう。くちびるを。だめ。紙一重で反らす顔。反らされたくちびるは空を切る。

つと手首を掴み、広間から大股で連れ出す。
この動きは生徒?ロミオ?

広間から出て片隅に腰を下ろす。背中合わせで床に下ろした手と手が優しく並ぶ。


「もしこのいやしい手が聖なる御身を汚すならそっと口づけして手荒な手の跡を清めよう。」
「優しい巡礼さま。そうおっしゃってはあなたの手がかわいそう。聖者の手は巡礼の手が触れるため。手のひらの触れ合いは巡礼たちの口づけ。」
「聖者にも巡礼にも唇があるのか?」
「ええ、巡礼さま。お祈りを唱える唇なら。」「愛しい聖者。では手がすることを唇にも。信仰が絶望に変わりませんように」「聖者の胸は動きませぬ。祈りを許しても。」

「   」「   」

「あなたの唇のおかげでこの唇の罪は清められました」
「ではその罪は私の唇に移ってしましたのね」
「私の唇から罪を?なんて優しいお咎め。ではもう一度罪をお返しください」
(↑の科白たちは本から抜粋)

揃えた手は重なり、優しく口づけを交わす。
初め↑観た時は(うひょー(/ω\*)なんだ?)思ったけど、これは儀式。
なんの?
生徒としての立場なら、物語を粛々と進めるための儀式。
物語の人物としての立場なら、それぞれの品位を落とさないための儀式。

この時全ての彼らは恋に落ちたのであろうか?

触れると壊れそうな優しい口づけ。存在を確かめるようにそっと口づける。

「お嬢様っ!コイツはモンタギュー!俺たちの敵だ!」

静寂は破られる。


「お嬢様、お母様がお話しがあるそうです」
「お母様とはどなたです?」
「あら?お若い方。お母様とはこの屋敷の奥様」


「ちょっとばあや、あの方はどなた?」
「存じません」
「お名前を伺ってきて。…もし結婚なさっていればお墓が私の新床になるかもしれない」

「名前はロミオ。モンタギューの、憎い敵の1人息子ですよ!」
「私の1つの恋が1つの憎しみから生まれたとは!知らずに会ったのは早すぎ、知った時には手遅れ。」


2人はお互いの名前を知る。
2人はお互い存在を知る。
生徒はお互い存在を再確認した。


場面は変わりバルコニーのシーン。
ロミオの独白から。
「あの窓をさしそめる光は何?向こうは東、とすればジュリエットは太陽。ねたみ深い月の光は消してしまえ」

生徒2は講堂の奥の天井から垂れ下がる幕の後ろに一旦消え、幕の後ろで梯子を立て掛け高窓から外を見やるシーンを再現してみせる。
ため息ひとつ。「あぁロミオ。」
「何か言ってるぞ。いや何も言ってない。あの目がものを言ってる。見ろ!小首をかしげ、頬を片手であてる。」

その科白を聞いて梯子の上から(んん?小首?頬?こ、こうか?)と動作をしてみせる生徒2。

「あの手を包む手袋になりたい。そうすればあの頬にふれられる」
「どうしてあなたはロミオなの?」

ここは有名な定番シーン。

「屋敷の周りには高い塀。どうやってここに?私の身内に見つかれば」
「恋はできることはなんだって乗り越えられる。キミの身内に邪魔はされない」
「見つけたらあなたを殺すわ」
「何十本の剣よりキミの瞳の方が怖い」



こうして真夜中のお芝居は毎夜読み進められ、毎夜、夜を迎える。そして今宵もまた。
「これから身を横たえ眠りに着きます。」


ちょっと話、前進した?
だいぶ本のチカラ借りた。笑。
これからも借りる。笑。
次のシーンがたぶん1番書きたいシーン。テンポアップして書いていきたいのだよ。トラムだから映えた、と思うシーン。
ちょっと思い出すために止めます。


思い出した!書きたいシーンはまだまだ先だった笑。




はしょる言ってたはずなのに図書館で借りてきちゃったww
これで思いだしやすくなる ←
でも基本、はしょる方向でいきたい。
(小田島雄志訳)



「はい。お母様。何のご用?」
3人長イスに座る。ジュリエットはドレスの裾をさばき直し、小首をかしげる。
「実はね   …ばあや、ちょっと席を外しておくれ。」
「はい"ぃ"ぃ~」←スッゴく癖のあるいい味でww内股で歩き去り、部屋の片隅に座って舞台を観ている生徒1の膝の上に何故かちょこんと座る。ばあやのままで(笑。
うん。生徒4普段からこういうキャラなんだろうなぁ。

「いえ、ばあややっぱりいておくれ。お前にも聞いてもらった方がいい。」
悦び勇んで「はい"ぃ"ぃ~」長イスに戻って来て座る。
ここでね。ばあやがジュリエットの小さい頃の昔話しを何回も何回もしつこいくらい同じ話しを繰り返すんだけど大爆笑。
ジュリエットが1人歩きできるようになった頃に転んだ話し。
「その時主人が抱き起こしましてね『うつぶせにお転びですかい。もっとおりこうになったらあおむけに転ぶんですよ、いいですかい、ジュール?』するとこの可愛いお嬢様ったら泣き止んで『うん』ですって。笑」
「『いいですかい、ジュール?』って主人が言うと『うん』ですって笑。おでこのところにひよこのおち○○んほどの小さなこぶを作りなさって。」
ジュリエットのおでこをぺちんと乳母?生徒4?が叩く。
痛いわねーって視線のジュリエット。
話しながら乳母はジュリエットに体勢をしなだれかかせてくる。
「『いいですかい、ジュール?』」
「もうやめて!うんざりよ」
そんな乳母(もしくは生徒4人)を長イスから突き落とし転がす。笑いを含んだ生徒たちの顔。
夫人の視線とジュリエットの視線が乳母を黙らす。


「今夜の舞踏会にパリス様が是非おまえをとおっしゃるのだよ。おまえはどう?あの方を愛することができて?」
「目で見て好きになれるものなら好きになって見ましょう。でもお母様のお許しが出るまでそれより先に進みません」


そこに生徒1がカセットデッキを持って登場!
召し使いが言う。
「お客様方はおいでになり、食事の支度は出来上がり、夫人は呼ばれていらっしゃり、ジュリエットは待たれていらっしゃいます。乳母は台所で悪態三昧言われており、上を下への大騒ぎのありさま。」
そしてカセットデッキから濃厚で軽快な音楽が流れる。


4人全員が目を合わせ「舞踏会!」。
瞳がきらめく。ワクワクを隠さない。隠せない。
ジュリエットとして巻いていた布をほどき全員でその布を持ち上げくぐり抜ける。布の下で舞踏会に浮かれまくっているのは生徒たち。
舞踏会、ダンス。なんてステキな響き!
フワッとした布をくぐり抜け、舞踏会が始まる。

相手方と目を合わせ軽く会釈。音楽に合わせ、片方の手は自分の腰に添え、片方の手は相手の手に合わせ軽快に踊る。ステップが軽やかで本当に素敵。くるくる回りながら相手を代えひとしきり踊りまわる。
ここ舞踏会で息をしているのは生徒たちかなぁ?貴族たちかなぁ。
とにかく楽しそうな舞踏会には笑顔が溢れる。


踊ってる最中、相手を誰と知らずロミオとジュリエットは出会う。




ああ。また失敗(笑。
はしょっれていないどころか、本を借りてきたことによってより詳しく書いてしまっているような。

ああ。
気をとり直してここでSTOP。
でも次もはしょれない気がしてきた 笑。だって次で出逢うんだもの。墓穴ですわ。笑。

もう はしょって書くね。宣言w


どこから生徒とシェイクスピアの境界線が曖昧になっていったか?これはね、本を読んでる中で役が与えられた瞬間から、だと思う。
それまでは昼間の世界で規則性規律に、がんじがらめになっている。皆んなが寝静まった真夜中。全てから解き放たれて、昼間自由に読めない1冊の本を1小節ずつその世界を回し読みする。物語を読みながら本を大切に包んでいた深紅の布を引っ張って力比べをしたり現実の世界で自由を実感し楽しんでいる。

その本を読み進めて行く中で1人、「マキューシオっ!」役を与えられた。
指を指され、指された生徒は戸惑い、仲間たちは冷やかしと羨望を送る。マキューシオの科白を読み上げることで彼はマキューシオという人生を本とともに生き始める。

これってアレだ。アレみたい!
あの映画[ ロックよ。 ]のメイキングで役名を告げられた時の4人の顔。
真新しい台本を開きながら「お![ミネさ]と来たかぁー」。
それぞれ、自分の役どころを確認しながらニコニコしてた。
あの時の顔。あの時、彼らも台本を与えられて自分以外の役を生き始めた。
今回の舞台の生徒たち、そんな顔したのよ。それぞれ。知らんよねwww



物語は進む。
夜の世界へ誘った生徒(ロミオ)とマキューシオの役を与えられた生徒の熱量は役を与えられた瞬間、真剣さを増した。
役をまだ与えられていない生徒2人はまだ傍観者。ニヤニヤ、クスクス笑いながら物語の成り行きを部屋の片隅から見つめている。
この成り行きを観てる2人は私たちでもある。話しの成り行きを楽しんでいる。
ロミオとマキューシオの熱量はそんな私たちを置き去りにして舞い上がる。「正気の狂気」そんな科白があるんだけどまさにそれ。

2人が真剣になればなるほどガヤ2人は脇からちゃかし面白がる。
科白に[キューピッドの羽根]と出れば、演じる生徒の背中に跳び乗って腕をばたつかせ、滑稽に羽根を表現してみせる。バサバサっ!笑。笑。 



そんな中、話しは展開を続ける。
ジュリエットの部屋。
「キャピュレット夫人、登場!」ノリに乗ったマキューシオはキャピュレット夫人として次の役をしゃなりと好じる。
「乳母、登場っ!」傍観して観ていた生徒1人がいてもたってもいられず、ばあやとして制服のブレザーを腰に巻き、くねりと登場。

「ばあや。娘はどこ?」「あら?もうお呼びしましたよ。」「ジュリエット。子羊さん。てんとう虫さん。」「ジュリエット。あらやだ。どこにいらしたんでしょう?」「ジュリエットぉ!」

ロミオの生徒は部屋の反対側に積まれた家具の上でそんな様子を物思いに耽るかのように静かに見守っている。
夫人と乳母。2人はやり過ぎってくらい滑稽に演じてみせる。
そんなやりとりを爆笑して観ている生徒。

「ジュリエットぉ~?」
「ジュリエットさま~ぁ?」
気づけば他に役を演じる人はいない。

(ん?オレ?)

力比べで引っ張りあいに使っていた紅い布が部屋の反対側にいた生徒(ロミオ)から投げられる。

(え?オレ?)


「ここかしら?」
ちょこちょこと夫人と乳母はコミカルに部屋を動きまわる。

投げられた布を大慌てで腰に巻き付ける。紅いドレスの代わり。

「どこかしら?」
「違うわ。」
「ジュリエット?!」
ノリノリの2人はジュリエットを探し続ける。


「…だ、誰か呼んだ?」
きゅっと布を巻き、戸惑いながらジュリエット登場。
ここはまだ生徒でジュリエットを演じてないって思うのだなぁ。ロミオを演じてる生徒、悪ノリの2人と呼び出された傍観者。でも視線がジュリエットをやれと。きっと私たちの視線も同じ?笑。

恥じらいながらジュリエット登場。
「はい?お母様呼んだ?」
長イスに小首をかしげ、パチパチと瞬きをしながらちょこんと座る。



え?
私、はしょってますか?
アレ?またストーリー追っている(笑。
……。進んでない( ̄▽ ̄;)。

ちょっとジュリエットが愛らしかったせいw