サイタマ無頼 -17ページ目

サイタマ無頼

【中年サラリーマンの週末自転車モノローグ】


サイタマ無頼

朝、1時間の寝坊が災いし、成木のヒルクライムコース(東京ヒルクライムNARIKIステージ)入口についた頃にはすでに涼しさの跡形もなかった。

・・・とにかく暑い。

真上から降る陽射しに容赦なく肌が焼かれる。体感的には猛暑を通りこして炎暑というべきだろうか。


「成木の家」を横目に見ながら、林道の急峻な坂道にとり付く。

が、後悔が始まるでにほんの3分もかからなかった。

俺いったい何やってるんだろう、もうあと100mでやめよう、の声が交互に耳の内側から聞こえては消える。

それを繰り返すこと数十回。


ボトルの水はとっくに空。

呼吸を深くすると喉の奥からヒーヒーと音がし、すこし気を緩めた途端に胃からジェル飲料が上がってくる。直前に補給した奴だ。


「あと1km」「あと0.5km」の表示を支えに、結局なんとかゴールにはたどり着いたが、その時点ではもう蛇行しながらヘロヘロと進むのが精一杯だった。

これでタイムや順位を競うなんて、到底、まるっきり、無理なハナシだろう。


日々鍛錬して競技に参加するアスリートの方々は、本当に凄いと思う。

私は同じコースを辛うじて上りきっただけで意識朦朧となり、ゴール地点でピンボケ写真1枚を撮るのが精一杯。

それ以上は何をする気力も残っていなかった。恥ずかしながら。







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コースを戻る際、「成木の家」に立ち寄らせていただいた。

この施設は地元のトライアスロン・クラブ‘KFC’の方々が管理運営されていて、一般のライダーも一部利用させてもらえる実にありがたい休憩スポットだ。


本日はKFCの講習会が近隣で開催されていたためスタッフの方が在留しており、ヘナヘナの状態で訪れた私にも笑顔で冷たい水を振舞ってくださった。

(とても嬉しかったです。どうもありがとうございました。)



**



帰途、ロードバイクの仕様変更にあわせて弄ったポジションを再調整。


いつになく股の部分が痛んだのでサドルを1cmほど下げてみたら、いきなり快適に脚が回せるようになった。

たった1cmの違いなのに。毎回のことながら驚きだ。






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ちなみに、現在の仕様はこれ。

細かい変更点は省くが、ちょこまかと手を加えた挙句、従前(←リンク) と比較すると乗り味もそこそこ変わった印象になった。


平地で航続距離がすこし伸びるかも。(笑)






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サイタマ無頼

県道30号線を明覚駅付近から西進。

ほぼ道なりに進むとやがて案内看板があらわれ、白石峠にたどり着く。


この峠道入口から頂上の看板までおよそ6キロ強は「白石峠TT区間」と呼ばれ、近郊のヒルクライム愛好者のトレーニングコースとなっている。

速い人はここを30分足らずで上るそうだが、私は何とか足を着かずによろよろ走り切るのが精一杯だった。

タイムアタックなど、まるで別次元の話だ。


ここはきっと日ごろから弛まぬ練習を積み重ねているアスリートの舞台なのだろう。

節食で体重だけ絞った運動不足のおやじが冷やかしに来るものではない、と痛感した次第。







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白石峠から大野峠を経て刈場坂峠へ。

晴れていれば景観がとてもステキなのだが、本日はあいにくの曇り。

遠景の視界は今ひとつであった。


尾根伝いに通る奥武蔵グリーンラインはこの辺りの標高が最も高いので、反対側の起点である顔振峠までは下り基調の快適ライドになる。

ホッと一息の開放感もあってか、澄んだ空気が身体の一段奥深くまで沁みとおった気がした。






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刈場坂からブナ峠、飯盛峠、傘杉峠を通過して顔振峠まで。

これで奥武蔵グリーンライン完走となる。


峠の茶屋にある駐車場から彼方の山間に見えるのは、名栗の町だろうか。

ふと、この勢いをかりて昼食はターニップで・・・との思いがよぎった。

しかし、ここで「もうホドホドにしとけよ」といわんばかりに太腿が軽く痙攣し始めた。

まったく身体は正直なものだ。


**


結局、疲労のシグナルを優先して正解。

このまま帰途についたが、走行100キロを超えたあたりからどっと苦痛が押し寄せ、いつになく疲労困憊しての帰着となった。


峠は・・・

やはり日々の鍛錬が試される場であった。

ごまかしは利かない。


素直に教訓としてうけとめましょう。(笑)




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朝、奥多摩駅に到着したところ、天候はすでにこの状態。

大粒の雨こそ落ちてきていなかったが、雲は頭上すぐ近くに垂れ込め、濃い霧雨が舞っている。


しかし本日はそれで結構。

いつになく雨上等の気構えで走りに出た次第。

梅雨場のフラストレーションがいよいよ溜まりつつある。






サイタマ無頼

奥多摩湖周辺の路面はすっかりウェット。

霧雨は止まず、安全のため前後のライトを点灯して走る。


じつは今日この先にある高地集落を訪れてみたくて足を運んだのだが・・・この天候、判断に迷う。
雨+平地ならまだいい。

雨+峠だとさすがに気が重い。

目的地にたどり着くには、手前で急峻な坂道を上らねばならない。






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R411を奥多摩湖に沿って走ると、やがてこの峰谷橋が現われる。

水気を含んで濃さを増した緑の中に、鮮やかな赤の重量感ある威容。

思わず目を奪われた。


この橋がちょうど高地集落「峰」「奥」へと向かう分岐ポイントに位置する。

さて、ここから先へ進むかどうか。

上空を仰ぐと雲は依然低く、霧雨も続いている。



しばらく考えて、結局ここで引き返す事に決めた。

山の上部は完全に雲に覆われていて、行先が雨であることは間違いない。

せっかくの景観も楽しめない可能性が高い。


トリップメーターの表示はここで54km。

脚は十分に残っているが、やはり無理はすまい。

次回の楽しみにとっておけばいいのだ。



晴れたら晴れたで暑さが厳しくなりそうだが、まあそれもよかろう。

自然と向き合うことの味わいと思えば。(笑)




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朝、5時半。


空は鈍色の雲におおわれているが、予報によれば夕方まで雨は降らないらしい。

朝食を摂りに、外へ出る。


途中、コンビニでパンと紙パック入りのコーヒーを買ってリュックの中へ。

どこで食べるかは、まだ決めていない。






サイタマ無頼

まず、川へ。


街路の喧騒は届かず、シャバシャバと瀬音だけが大きい。

繁茂する青草は、昨夜の雨で瑞々しさを増している。


・・・しかし、ここではない。

今日の朝食ににふさわしい場所は、ここではないのだ。






サイタマ無頼

場所を変えて、山へ。


楊秀山福徳寺阿弥陀堂。

国指定重要文化財。


ひんやりと清冽な空気が身体に沁みわたる。

しばらく立ち止まると、いくぶん肌寒い。


ここ、だ。


石階段に腰掛けビニール包みをがさごそ取り出して、ここで朝食にありついた。

パンとチーズの塩気、コーヒーミルクの甘味。

十分である。

飢(かつ)えていた心に、滋味が行き届いた。



ごちそうさまでした。




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サイタマ無頼


ロードバイクがクロスバイクよりヒエラルキーの上位に位置すると考えるのは、正しくない。


平地中心に50~100キロ程度の距離を散歩ペースで流すなら、私の場合クロスバイクの方が圧倒的に楽しい。


信号停止でいちいちビンディングを外す必要がなく、スタンドが付いているのでどこにでもヒョイと停められる。

楽なポジション、ウェアも短パンにリュックを背負って、気軽そのもの。

つまり、私が自転車に求める「癒し」に関して、クロスバイクはよりアプローチしやすいツールなのだ。


それでいて、実はそこそこよく走る。

軽く転がり、踏み込めばちゃんと加速する。


もちろん、峠を走る、ロングライドに出る、といったケースではロードバイクがいい。

要は、用途が違うだけ、ということだ。



諸事情ありて。

今更ながらクロスバイクの持つやさしさにブヒった次第。




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