今回のコース設定は1周約4.8km。
我われメンバーはこれを一人2ラップ交代で、こまめにバトンタッチする方法を採った。
第三走者の私がピットから2回目の出走に向かおうとしたその時。
‘ブシュッ!’という破裂音とともに空気が勢いよく吹き出る異音が足もとで響いた。
「あ~、誰かバーストしちゃったんだね…きっとエア入れるとき気合い込め過ぎたんだよ(笑)」
傍らのO氏へ気の利かないジョークを飛ばした刹那、私の膝裏をしたたかな涼風がかすめた。
・・・って、俺のじゃん。。(ーー;)
ほぼ新品のユッチンソン/フュージョン3におよそ1cmの長さの切創。
どうやら練習中に路面で後輪をサイドカットしてしまっていたらしい。
チューブを交換して空気圧を高めると、露骨に中身がはみ出る始末。
無論、このままでは走行を続けられない。
タイヤの替えも持参していなかったので、やむなく身の回りのものを使って応急処置を施した。
それが、コレ。(爆)
適度な柔軟性と高い圧に耐える強度。
申し分ない素材だ。
この切片を切創部分のタイヤ内側とチューブの間に挟み、そのままエアを入れて完了。
その場しのぎの対策とはいえ効果は上々で、このまま無事1日を走り終えられたことは言うまでもない。
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