ぶらり成木へ | サイタマ無頼

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【中年サラリーマンの週末自転車モノローグ】


おやじ道楽 revive

おやじ道楽 revive


風邪も次第に威をひそめ、体調が回復に転じたようなので、ほんの軽く身体を動かすことにした。


・・つもりだったが、交換したばかりのシマノのサドルとバーテープがあまりに好感触だったため、ついつい紅葉探しへ足が延びてしまった。



出向いた先は、成木の家。

街道沿いはまだ若干時期が早かったようで山裾の賑わいも今ひとつだったが、不思議とこの周辺だけ木々の葉が鮮やかに色づいていた。



じつはこの後、調子に乗ってヒルクライムコースを上りかけたのだが途中でストップ。コース序盤で引き返した。

一昨晩の雨の影響か、路面が完全ウェットだったのだ。


まあ、ヒルクラに関しては、結局のところそれで正解だったかも知れない。。

こんな病み上がりのコンディションで無理繰り走っても、結局風邪がぶり返すか、身体がメタメタになって目イッパイ後悔するかのどちらかだったに違いない訳で。(笑)







おやじ道楽 revive

帰途、岩倉温泉の一角でひと休み。

この周辺には土壁や古い木造家屋が残っていて、処々で昭和レトロな風景に出くわす。



昭和のモーレツは、私にとって美徳であり、肯定すべき呪縛だった。

他方、私自身「これが性分」と思い込んでいたものは、単なる我欲のうわべの姿であって、成人の備えるべき耐力を欠いた、芯の弱さの裏返しでもあった。


長い長い懊悩と苦痛の日々を経て、最近思う。

やっと思うのだ。


何事もほどほどで、いい。

否、ほどほどであるべきなのだ、と。




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