さて、ステムを100mm→80mmへ換えて初の走行。
結論からいうと、これが大正解。
これまで「どうも上手くいかない」「どこかオカシイ」と思っていたポイントが、するすると毛糸玉をほどくように連鎖的に改善した、といったら言い過ぎだろうか。
たった2cmのことなのにね。(笑)
今回、ステムを短くしたことに併せて、サドルも5mmほど後ろにさげてみた。
試走は例によって入間川CR。
じつは、CRに到着する前、一般道を走ってすぐに新たな発見が一つあった。
走行ラインが以前ほどブレなくなったのだ。
路肩の白線に沿って真っ直ぐ走れるから車に安全に追い抜いてもらいやすく、こちらもストレスが減った。
今まではどうやら遠いハンドルへ無理に腕を伸ばして手を添えていた結果、ハンドルに余分な荷重がかかりオン・ザ・レールの直進の妨げになっていた、というコトらしい。
いきなり短いステムが効果を発揮した形だ。
CR走行中、今度はペダリングに変化が出た。
初めて、エンゾ氏のいう「身体がすうっと浮いたように前へ進む感覚」を味わうことができた。
これもじつに嬉しい体験だ。
まず、ハンドルのホールドが自然でラクになった分、尻を後ろへさげ坐骨でしっかりサドルに座って骨盤を起こす。
次に、サドルの上で、膝から下の脚の存在を忘れ「いすに座って太腿から膝までだけでバタ足をする」感覚で少し重めのペダルをじわじわと回す。
そして、ケイデンスが75を超えたら、シフトアップしてまた一段ペダルを重くする。
これを続けていたら巡航速度が上がった。
「ペダル」の存在感に囚われなくなった。
脚の疲労の質が変わった。
さらに、首肩の痛みも少ない。
無理に腕を伸ばさなくなった分、上半身のリラックスが得られ首肩部への負荷が減ったようなのだ。
今はまだ、せっかく掴んだこの感覚もすぐ身体が忘れてしまうので、走りながら途切れ途切れに思い出して都度修正する状態だ。
しかしこれを身体がキッチリ覚え、自然に延々と何時間も続けることができれば、きっと自転車ライフが何倍も楽しくなるに違いない。
何だか「練習」まで楽しくなってきた。。
いっそうロードにハマりそうな予感・・・
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