「お魚が欲しい」

私の言葉に目を細めた彼は、次の日に小さな金魚鉢を買ってきた。

朱い縁取りがかわいらしい。

その中に、彼は色とりどりのクリスタルの欠片と、たくさんの水を入れて

部屋の中で1番日当たりのいい場所に置いた。

日差しを浴びた金魚鉢からは、色とりどりの光が飛び出してくる。

「金魚よりも、綺麗だね」

私の言葉に、彼は目を細めて笑った。