スリランカには、アーユルヴェーダを目的に行かれる方も多いです。



アーユルヴェーダというと、マッサージの手法だと捉えられがちですが、生命の科学という意味合いがあり、インドやスリランカでは、国家資格として歴史ある伝統医療となっています。




体質に合わせた食事法、生活習慣、ヨガや瞑想、マッサージなど、心と身体のバランスを整え、健康を維持する為の生活哲学。




マッサージはそのうちの健康法の一部であり、アビヤンガやシロダーラは有名ですが、体質に合ったオイルを選び、流していく。




アーユルヴェーダ専門の宿泊施設に行くと、ドクターが問診をしてくれますので、自分の現状の体質が診断で分かります。








写真はヘリタンス マハゲダラ。

バワ建築のホテルでもあり、アーユルヴェーダの専門宿泊ホテルです。


このホテルには、日本語が話せるスリランカのスタッフが在籍しており、診察がスムーズにできました。



日本人も多かったです。




診察で分かる体質に合わせた食事を摂ることや、ハーブ療法、朝は早朝のヨガから始まり、鍼灸治療、マッサージと、滞在期間は心身を整え、デトックスをしていく。




カフェイン、アルコール、砂糖、タバコなどは禁止となっています。





食生活は、出された食べ物やハーブティーだけで過ごすことが養生法です。







バワ建築らしい、プールと海の境界線が曖昧に見える設計もまた開放的になります。





すぐ目の前が海なので、波や風の音を聴き、朝陽から夕陽まで、太陽を近くに感じながら、日々に感謝をして、毎日を大切に過ごしていく。




すべての呼吸がとても近くに感じられます。



ここは風の抜けがよく、氣の流れもよいので、心身の解放には最適の場所です。



本格的なアーユルヴェーダの施設では、マッサージだけを受けるのではなく、そこに何日間か滞在し、指導された生活をすることが、心身を整える為のリトリートになる。




スリランカには、各地にこういったアーユルヴェーダのリゾートホテルや施設が沢山あります。



自分に合った場所を見つけることも楽しみですね。







マハゲダラではシロダーラを受けました。


第三の目と呼ばれる額の中心に、温かいオイルを一定のリズムで垂らし続けるものですが、数日間は洗髪をせず、そのままで過ごします。



リラクゼーションでは、すぐにシャワーで洗い流すことが多いのですが、本来使用されるオイルは、頭皮や毛根から徐々に体内に浸透していくと考えられていますので、本格的なシロダーラは数日間そのままで過ごすことが多いです。


その為、1週間以上の滞在でないと受けられないという施設もあります。



シロダーラは各地で受けましたが、意識のリセットにもなり、思考が疲れている方にはお勧めです。







久しぶりにネゴンボに行きました。


万能薬と言われているバームで有名なアーユルヴェーダブランド、シッダレパの店舗があります。




バームはもちろん、オイルやハーブティーなどが沢山販売されていますし、マッサージも受けることができます。




頭部を中心としたコースを受けましたが、マッサージに加え、使用したオイルやハーブボールは、施術後身体が発汗して、芯から温かくなりました。





ハーブティーも飲みやすい、優しい味です。 








町には、マッサージだけではなく、アーユルヴェーダの食事療法として、体質に合わせた食材選びや調理法などを学ぶクッキングクラス、ハーブ療法を学べるところも沢山あり、勉強しながら整えることができます。




一人旅の方も多く、ゆっくり静養したい、心身を整え、学びたい方には、最適な場所になるのかもしれません。




また、海が見えるようなアーユルヴェーダサロンは多いですが、山の中にある施設も多くあります。





虫や鳥の声を聞きながら、山の中でヨガをしたり、瞑想をしたり、自然と呼吸をする。




雨を感じ


陽の光を浴びて



自分の内と向き合う




 その場所、生活そのものが




魂を癒す

         リトリート




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ユネスコ世界遺産 ダンブッラ石窟寺院

正式には黄金寺院ということですが、巨大な岩山の中に石窟が5つ掘られ、その中に150体以上の仏像が安置されています。




紀元前1世紀からの歴史があり、なんと2000年以上の古寺院です。



仏像だけではなく、壁や天井一面に描かれた色鮮やかな仏教壁画にも魅せられます。



ダンブッラ寺院に行く為には、長い階段を登らなければ行けませんが、わりと緩やかな階段なので、そこまで厳しい道のりではありません。



道中は沢山の猿がお出迎えしてくれます。







ダンブッラ寺院は、当時の王が反乱によって王座を追われた際、最終的に辿り着いたのがこの場所です。




ここは仏教の修行場だったことから、僧侶たちに匿って貰ったという背景があります。





その恩義として、当時の王が復位した後、本格的にこの場を石窟寺院として整備したという伝承がある。





修行場、王が身を守るために隠れた場所という背景から、洞窟内の氣は内観の氣が強く穏やかです。



瞑想家や僧侶が長期滞在したという歴史も納得がいきます。



実際中に入ってみると、なんとも言えない重厚感と、その土地に眠る記憶が蘇る。







当時の王は命懸けの逃亡の末、この場所で14年という長きを過ごしていた。


復位する迄の間は、言い表しきれない想いもあったのでしょう。



私には少し苦しくなるような場所もありました。



それだけ重く深い宗教観と、土地の氣が濃厚に健在しているこの石窟は、時間が止まっているのかと思われるような独特な空気感があります。






寺院入り口付近からは、靴を脱がなければいけないので、入り口までの間は岩山を裸足で歩くことになります。




晴れている日はかなり暑くなるかと思いますので、靴下を持参した方がよいのかもしれませんが、裸足で歩くことは大地と繋がり、グランディングにもなる。




ここは土の氣と、それに纏わる陰の性質も強いが、同等に天の氣も強く降り注がれ、陰陽和合の力があります。




まさに内的調和、手放し、覚醒、自己統合という課題にぶち当たっている方には、ぴったりの聖地なのかもしれません。






またこの寺院は、アヌラーダプラ、ポロンナルワ、キャンディと、スリランカの文化三角地帯のおよそ中心にあります。





エネルギー的には、シーギリヤもその中心と言えますが、ダンブッラは地理的にそういう場所に位置している。




磁場が強く、非常に濃厚なエネルギーを感じました。




ちょうどダンブッラあたりで、とても惹かれるムーンストーンに出会いましたが、浄化の必要がないくらいエネルギーがクリアで波動が強く、本来の石の性質とは全く違うエネルギーです。





聖地の氣を受けた天然石を見た時、直感的に何か感じる、惹かれるものがあれば、それは今の自分にとって必要なものかもしれないので、購入することもよいかと思います。








この場では、沢山の御霊と共に祈りを捧げてきました。




多くの方の巡礼とも言える

美しい想いの果てに...




安らかなる光と浄土への道と




どうかこの国が安寧でありますよう



魂よりお祈り致します。




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今日の写真は、ユネスコ世界遺産にも登録されているシーギリヤロック。




5世紀にカッサパ1世王によって、王宮として建設された高さ約200メートルの巨大な岩山です。




当時王宮があった頂上と、中腹あたりにある壁画が見どころで、1500年以上経った現在でも、色あせることなく残っている壁画は、シーギリヤレディと言われています。




シーギリヤレディに関しては諸説ありますが、私が視るに女神信仰の象徴であり、王家の守護的な御神体のイメージなのかもしれません。




こんな高所に宮殿を建てたことも、単に防衛という観点だけではなく、より天に近くある為でもあり、儀式的な側面も併せ持っていたのでしょうか。




頂上にある水場に映る月の姿は、御神体的な象徴として、女神的姿をそこに見たのかもしれません。





それは、女神が実際に降臨する聖なる場所として、天界との接点として重要な祈りの場であり、シーギリヤレディはその神聖さを人々が見て理解できる形で表現したものだとも取れます。







それから私が感銘を受けたのは、この場所の全体感です。




シーギリヤ全体がパワースポットだと言える程エネルギーが強く、心地が良い風の通り道があります。





シーギリヤロックの話を聞いていると、暑い、道のりが大変という声もありますが、術後の私でもそこまで辛い道のりではなかったように思う。





日本の神社仏閣は、山の中階段を沢山登るところも少なくはありません。




神社仏閣へよく行かれる方にとっては、そこまで大変ではないかもしれないことと、身体を回復させるような場所が所々にあることから、登りやすいということも言えます。





それは単に休憩場ということではなく

風の通り道です




そういった場所を抜けていく氣が心地よく、風を感じながら休憩をしていると、呼吸が整い、暑さもまた和ぐ。





柔らかい風が運んでくる氣に心身が癒される。




疲れた時は無理をせず、自分が風を感じる場所で休憩をしながら登ると、さほど苦も無く登頂できるのかもしれません。






また、岩壁に囲まれた空間の構造によって、風の音や自然音が増幅されたり、共鳴したりするような音響効果から、倍音が響いているような場所がありました。




この場所は時によって違うのかもしれませんが、まさにシンギングボウルのような音が様々な音階で響き、幾重にも重なるような音の揺らぎに魂が癒されます。  





そういった自然の音叉や、道中の風の抜けのよさにより、ここは常に浄化され、長い間神聖な空間を保っている。





シーギリヤロックは、登頂することだけではなく、その場へ行くだけでも、感じられるものが沢山あるかと思います。







高所が苦手な方は、登頂することが苦難に感じますが、最後までしっかりと手すりがついており、特に高所となる区間はそれほど長くはない為、手すりなどがない山に登るよりも怖くはないのかもしれません。




私は修験道の行で登拝はよくしていましたが、実は高所は苦手です。。



ですが、シーギリヤロックは今まで登った中での怖かったリストには入っていません。





下を見ず、ただ前を見て




 下山の時は

今歩いている足元だけを見て...





これは現実的な運気のお話、人の道も同じことかなと感じながら歩きます。







現在スリランカでは、サイクロンディトワによる洪水や土砂崩れの被害がありました。





しばらくスリランカの記事は控えようかと考えましたが、灯火が消えないように...



敢えてシリーズを書き切ろうと思います。







一日も早い復興への祈りと共に、被災された方々、そして亡くなられた方々の御霊に...



魂よりお祈り申し上げます。




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