映画刀剣乱舞が劇場公開してはや1ヶ月・・・

各地で二回目の応援上映もされているようなのでずっと我慢しておりましたが

そろそろネタばれ解禁してもよい頃かと思い

とりあえず映画最高だったよと声を大にして言いたい!!!

まだ初見の方はこの先ネタばれするかもなのでお覚悟願います。

いやさすがに審神者の皆様はもう見ちゃってますよね?

 

 

 

公開二日目にして劇場グッズがすでに完売しているものもあり

なんとかパンフレットと2枚セットのクリアファイルはゲットしましたが

貢ぐ審神者伝説はここでも健在の様相でした。

 

脚本があの仮面ライダーや戦隊ものの特撮でもお馴染みの小林靖子女史であることや

メインキャストが三日月宗近を演じる鈴木拡樹くんをはじめ舞台刀剣乱舞でも

常連のキャストも多数出演するとあって最初から期待しかなかったのですが

公開前の特報や映画のPV見る度に更なる期待も高まって

これはもしかするともしかするかもと公開二日目に審神者友達と出陣したら

いい意味で期待を裏切られて映画の歴史がひっくり返る瞬間を目の当たりにしたという

 

一言で言うなら「歴史エンタティメント」に尽きると思うのですが

原作のゲームをよく知らなくても歴史好きや大河ドラマファンにも見て欲しい

本能寺の変の新たな解釈ともいえる歴史ミステリーに仕上がっているのはもちろんのこと

チャンバラ好きや時代劇ファンも楽しめる殺陣満載のアクション時代劇だったり

戦隊ヒーローやアベンジャーズを思わせる刀剣男士たちの個性あふれる戦いっぷり

西暦二二〇五年、歴史改変を目論む歴史修正主義者を阻止する為に

時の政府が審神者なるもの(ゲームでのプレイヤー自身のこと)に刀剣男士を目覚めさせ

過去の歴史を変えようとする時間遡行軍と戦うというタイムトラベラーなSFでもある。

等々老若男女全ての映画ファンに楽しんでいただける娯楽大作が

わずか102分という尺の中に凝縮されているのです。

もう最初から最後まで瞬きしている暇もない。

映像の美しさはもちろん音楽や音響の良さも相まって

自分が燃える本能寺の中にいるような錯覚や

安土城の中で自分も刀剣男士たちと一緒に戦っているような錯覚・・・

山本耕史さん演じる信長や八嶋智人さん演じる秀吉の人間らしさと対極するかのような

刀として存在する刀剣男士たちの切ない美しさが究極の歴史ファンタジーとなって

スクリーンの中で動き回っていて正直目が足りない!

これは是非映画館で堪能しなければその良さが痛感できないであろう

 

 

そんなわけで映画を一度鑑賞した後ネタバレ満載のパンフレットと

amazonで予約したオフィシャルガイドブックと雑誌Hを購読した後

再度劇場に出陣!

 

 

 

結局三週続けて三回見に行ったわけですが

週替わりの映画泥棒コラボもエピソード3まで無事鑑賞

いや今まで同じ映画を二回見たことはあっても三回も映画館で見たことなかったかも。

恐るべし中毒性・・・

正直初見では迫力ある映像と音響に圧倒されたのと

いやひたすら刀剣男士たちの美しさとアクションにに目が釘付けだったのと

物語の大どんでん返しと息をのむ展開に頭が追い付かなかったというか

なので二度目はもう少し細部までシーンを見たり

殺陣やアクションもじっくり見たいという思いから少し前の方の座席で鑑賞し

初回では気付かなかった演出や役者さんたちの表情や

衣装や小道具やセットなんかもいろいろ見えてきて

更なる欲求が高まってしまって三回目に突入したという・・・

 

残念ながら応援上映は行くことが出来なかったのですが

審神者さんたちすごく楽しそうに応援してたみたいなので

一緒にその空間で楽しみたかったです。

 

原作ものの実写化というと大抵が原作が大きく改変されてたり

芸能事務所ごり押しの若手俳優や女優を起用してキャラ崩壊した作品が多く作られる中

この映画は原作ファンをがっかりさせる要素を極力減らして

オタクの満足度に応えるという昨今稀に見る映画作りをしている所が成功したといえる。

しかし一部のコアなファンの為だけでなく

結果として一般の映画ファンまで満足できる作品になったことは素晴らしい。

とにかくまだ見ていない方には少しでも興味があれば見て欲しい。

 

信長の生き様や死に様や秀吉の野望や愛すべき人間臭さや蘭丸のひたむきさ

何より刀剣男士たちの歴史を守るという使命の中で刀として生きる葛藤

人を守り主を守り仲間を守る彼らの存在がもうスーパー戦隊だったよ

よく言われる「顔がいい」のはもちろんなのだが

彼らは危険なシーンでもスタントなしで殺陣やアクションを演じているすごい役者さんたちで

それぞれの刀種の違いを見事に演じ分けて最早2.5次元の枠には括れない

新たな時代劇の幕開けを感じさせる作品となったことは言うまでもない。

そして光の魔術師と称される監督の映像美は刀剣男士たちの魅力を如何なく発揮し

これでもかと美しい表情を描いている。

舞台の刀剣乱舞(通称刀ステ)とよく比較されることも多いのだが

主要キャストが一緒でも舞台の上での動きや演じ方とは映画は明らかに違う。

刀剣男士たちが野外の太陽の下を歩いているのも新鮮だったし

戦闘シーンのカメラワークが真上からだったり足元からだったり

舞台では決して見ることが出来ない殺陣のカット割りだったり

特に三日月の舞うような動きでくるくる回ると袖や裾のひらみが美しい花のように広がったり

まんばちゃんが走ると白い布が綺麗に翻って靡いたり

三日月や鶯丸の太刀が敵の刃を受け流して戦うシーンのスローモーションだったり

何より刀剣男士たちにこれでもかと迫るカメラの寄りがすごくて

アップで見ても眼福この上ない映像のオンパレード!

刀ステでも三日月は自分のことをあまり話さないし

常にミステリアスな存在として特別視されていたのが

映画ではそこから一歩踏み出して強く感情的な台詞を吐くことによって

舞台とは違った新たな魅力の三日月を表現している。

「じじいはここからがしぶといぞ。」

鬼気迫る三日月のこの台詞・・・ここに全てが詰まっている。

なんとしても主を守り仲間を守り任務を全うし近侍としての責任を果たそうとする強い意志。

 

本能寺の変での本物の火矢が飛び交い燃え盛るシーンの中で蘭丸に泣かされ

不動くんの心の葛藤に涙し

刀ステの燃ゆる本能寺が頭を過って最初から物語に吸い込まれたりもしたのですが

皆可愛かったです。←そこかい

秀吉役の八嶋さんも皆可愛いと絶賛しておりましたが多分自分も八嶋さんと同じ心境。

へし切と日本号の可愛いやりとりや不動を気遣う大人な日本号や

顕現したての生まれたての小鹿みたいな骨喰の初々しさ

短刀とは思えない何処かクールな薬研ニキの白い太腿←おいっ

刀ステとはまた違ったきりっとイケメンな山姥切

立ち姿もお茶をすする姿もまんま鶯丸←褒めてる

所作がもう雅で美しすぎる三日月

推ししかいない本丸だった。

印象的なのは桜吹雪と豪華な本丸と燃える本能寺と安土城の天守閣

出陣する刀剣男士が持つ刀紋の玉

御簾に隠れてお顔を見ることが叶わなかった素敵な老審神者

駄々を捏ねて転げ廻る秀吉とお猿な衝撃の入浴シーン

お茶のシーンで食べてるお菓子がいろいろ

宙返りする不動、無銘と戦う薬研、走るまんばちゃん

まんばちゃんの鞘を使った二刀流と居合抜き

石垣を素早く駆け上がる骨喰の身軽さと河原の半裸シーン

藤四郎兄弟の華麗な共闘

土足で立ち入る時間遡行軍に何度もいらつく三日月

大包平のことを語らない本丸の留守居役鶯丸←そこ?

文句を垂れながらも結局三日月のこと好きだろおまえなへし切

「足元がお留守だぜ」この一言で審神者を瞬殺する日本号

薬研が三日月に渡した謎のポーション←さすがにお弁当で回復するわけにはいかなかったか

何処からともなく現れ増殖する時間遡行軍←造形が不気味で怖い!

時間遡行軍の大太刀さんが本当に大きくて凄かった!

だがそんな大太刀さんを渾身の力で突き飛ばす三日月がとんでもなかった!!!

新たな審神者の御前に集結する刀剣男士たち←そんなにいたの?って皆遠征だったの?

楽しそうに高速達磨落としに興ずるへし切長谷部

いやもう語りだしたらもうきりがないんですが

とにかく見応え十分、笑いあり涙ありなので最後まで退屈しない

無銘の正体についてはあえて言いませんが

なるほどこれが戦場でのドロップってやつなのかと

本丸の謎や審神者の代替わりとかいろんな要素が詰まってて

ゲームではなかった新しい解釈がてんこ盛りで面白かったです。

あとやはり脚本がよかったので名台詞がいっぱい詰まってて

それだけでもほんと楽しめる内容でした。

最後の本丸のシーンは賛否あるみたいですが

あの審神者は後の自分たちとなる未来を示唆していると思えば

この本丸の主になりたいと少なからず思えるはず。

いやまじあの本丸の主になりたい。

 

そんなこんなで買う予定ではなったのにこの前立ち寄った書店で見つけてしまい

つい購入してしまった公式シナリオブック

なんというか刀剣男士たちの気になる名台詞が多かったものだから

買わずにはいられなかったとうのが本音です。

 

 

これ読むと映画のシーンが蘇ってまじ泣けてしまった。

「俺たちにとっちゃ、あんたも本丸だよ、じいさん」

この日本号の台詞がもうほんとかっこよすぎじゃないですか?

他にもいっぱい素敵なシーンがあって困るのだけど

あくまでシナリオだから情景や心情描写などほとんどないから

たった一行のこの文章からあんなふうに演じられる役者さんたちって

ほんとすごいとしか言えない。

そして刀剣男士は人の形をしているとはいえ人ではなくものであり

刀そのものであり付喪神であるということに改めて気付かされる。

そして彼らはただ歴史を守るのではなく人を守っている。

彼らにとっての歴史とは人、人を守りたいと言った三日月の言葉が胸に突き刺さる。

その為に歴史に埋もれ人知れず消えていく名もなき野の花の儚さよ。

あ・・・駄目だ・・・回想シーン思い出してまた涙出てきた。

初陣で骨喰の「歴史とは守らなければならないものなのか?」という問いかけが

終盤で三日月が信長に返す言葉でこの映画の答えを導いている

 

 

元々幼少の頃からチャンバラとか時代劇が好きで

仮面ライダーやゴレンジャーなどの特撮ヒーローものを見て育った自分にとっては

まさに大好きが集まった融合体とでもいえる作品に出会って嬉しくないわけがない。

思えば昔から刀で戦うキャラクターが好きでした。

自分でも何故かよくわからなかったけれど刀に興味があったのは偶然ではなく

後に自分の前世と繋がりがあるとわかって胸に痞えていたものがすとんと落ちた。

ご縁とは常にそんなものなのかもしれない。

今では間違いなく刀剣男士が私の心のヒーローです。

 

そうそう今度の京都での大展覧会にも推して参ります。