すっかりご無沙汰してました。

気がつけばもう10月も終わりですよ。

なんかいろいろ忙しくて更新滞ったままでした。

思えば昨年の秋は丸亀城までにっかり青江に会いに遠征してましたが

今年の京都はイベント目白押しだというのになかなか出かける暇もなく

漸く京都国立博物館で開催中の「京のかたな」展の前期展示へ・・・

どうせなら薬研藤四郎の再現刀が28日までの限定公開なのでこれも行かねばと

京博に行く前に強行手段で建勲神社さんまで出向いてまいりましたよ。

 

しかし10月も終わりだというのに雲ひとつない晴天でまさに刀剣日和。

久しぶりに建勲神社さんを訪ねたのですが予想以上に人が多かった。

正式には「たけいさお神社」と言うそうですが

地元の方からは「けんくん神社」や「けんくんさん」と呼ばれてます。

御祭神が織田信長公ということもあり信長公好きには知る人ぞ知るお社なのですが

その信長公が桶狭間の戦いで今川義元を討伐した際にぶんどった刀の義元左文字が

奉納されていることでも知られていますね。

先日、船岡祭で奉納された信長公の愛刀であった薬研藤四郎の再現刀が公開とあって

この日のお目当てはおそらくほとんどの方が薬研。

これも藤安将平刀匠に再現していただいた薬研藤四郎の人気のすごさですね。

薬研鑑賞の列と社務所の御朱印の列がコミケの待機列のようになっていて

とても神社の境内とは思えない異空間と化してました。

でも審神者さん多かったと思うのですが皆さんお行儀よく並んでましたし

同じ想いで来られている皆さまと共に近くで拝見出来て感無量でした。

 

 

 

撮影OKだったのですが、お天気よすぎたせいかケースが反射して上手く撮影出来ず

自分の腕が悪かっただけなのですが・・・まあ雰囲気だけでも

まだ新しいというか生まれたばかりの初々しさが感じられる美しい姿の刀でした。

吉光の繊細さと品のよさが垣間見える一振りでした。

本物は本能寺の変で焼失して行方不明らしいですが

今も現存していたらこんなかんじであろう姿を再現していただいて嬉しいです。

この小さな刀が主の命を守ってくれるのかと思うとなんだかもう泣けそうです。

 

 

公開中は藤安刀匠がいらしてて講演会もされてたのですが

いかんせん京博にも行かねばならず何分時間がなくて貴重なお話を聞くことも出来す

大変残念でございました。

ご尊顔お伺いすることが出来ただけでも感激でした。

本当に穏やかな笑顔を湛えた優しそうな方でしたね。

さすがに1/2スケールの薬研の短刀がすでに完売で予約注文受付中になってましたが

薬研クラスタの財力は素晴らしいとしか言いようがない。

8万円のお刀は決して安いものではないけれど

今は存在しないはずの薬研藤四郎を御護り刀として傍に置いとけるのなら

それは十分価値のあるもので寧ろ8万円でもお安いんじゃないかと思えてしまう。

自分に経済力があれば間違いなく手にして毎晩胸に抱いて眠っていたかもしれない←おいっ

それはさておき現物が現存しておらず残された押し形や数少ない資料から

限りなく当時の姿を再現させた刀匠の作家魂には実に恐れ入ります。

吉光の短刀の特徴を引き出すのがどれだけ大変なのかは

素人の自分には図り知ることが出来ませんが

そうして僅かな可能性に挑戦して新たに名刀を作り上げていく意欲に拍手を送りたい。

この方は本当に心から純粋に刀剣のことを愛しているのだろうなと思わずにはいられない。

そんな刀匠の姿に感銘を受けてもっと刀剣に興味を持つ人が増えたり

次の世代にも刀という存在が受け継がれていくことが大事なことなのだと

改めて刀について考えさせられる。

そう、元々は美術品でもなく神聖なる儀式の神器だったり戦う武器の一つに過ぎなかった刀が

こうして今の時代に存在する意味を問うのはなかなか感慨深い。

難しく考える必要もないのかもしれないが

ただ美しいと感じる心やその刀が纏う物語の片鱗に触れてみたいと思う心。

強くありたいと願う気持ちや何かを守りたいという想い。

そんな様々な想いが刀に宿って見るものを虜にする。

知れば知るほど不思議な魅力に溢れている。

それこそが日本の刀たる由縁かもしれない。

そういえばこの藤安刀匠は藤森神社の鶴丸国永の奉納刀も再現された方でしたね。

こちらも時間がなくてまだ拝見できてないのですが

何分本体は宮内庁に納められている御物なのでなかなかお目にかかることが出来ないので

せめて奉納刀でも鑑賞したいと思います。

 

 

さて久しぶりの建勲さんだったので刀剣は無理でもせめて参拝の証にと

御朱印をいただきました。

こちらは宗三左文字を所蔵する御実家でもあるわけですが

本体は京博の方に出品中なので後で拝見することに。

今回は薬研が目的だったので記念にと思ったのですが

不動行光の御朱印も授与しとけばよかったとちょっと後悔。

刀剣御朱印めぐりも忙しくて最近してなかったので実は不動くんの御朱印がない。

ということに後で気付きました。

 

 

そして授与所前には鈴木次郎先生の宗三さんの色紙が鎮座。

こうして絵師さん方も刀剣縁の地を訪れているのも癒されます。

 

お天気が暑すぎるくらいよかったので船岡山から一望できる京都市内の眺めも最高でした。

この後市バスで京博の「京のかたな」展に向かったのですが

詳細は次回の更新でいたします。