「STAR DRIVER輝きのタクト」二次小説です

スガタ×タクト小説ですのでBLがお嫌な方はご遠慮ください

しつこいようですが今回もR18ですのでくれぐれも閲覧ご注意願います


以上ご了解いただけましたら先にお進みください




「銀河美少年」 第十一話 揺らめく湯煙編


 シンドウ邸の広い浴室の中で波打つお湯の音に混じって甘い声が響いていた。湯船の中でスガタとタクトは抱き締め合ったまま口づけを交わしていた。一度唇を重ねると離し難い衝動に襲われて、タクトは夢中になってスガタを求めていた。濡れた舌を絡ませながら溢れだす蜜をお互い舐め合った。そんな淫らな行為にタクトは熱く息を喘がせた。

「あっ・・・はっ・・・」

 息を乱して顔を上気させたタクトとは正反対にスガタはいつもと変わらず余裕の笑みを浮かべていた。

「タクト・・・少し上達したね。」

「えっ?」

「キスだよ。以前より上手になった。ベッドでのレッスンが役に立ったのかな?」

 スガタの言葉に一瞬目を見開いたタクトだった。だがベッドでのことを途端に思い出して、タクトは顔を真っ赤に沸騰させた。

「本当にきみって教え甲斐があるよ。素直で呑み込みが早くて・・・」

「それって・・・きみの教え方が上手いから・・・」

 タクトは恥かしくてならなかった。確かにスガタのキスはとても気持ちよくて、いつのまにか自分は夢中になっていた。スガタがしてくれる熱くて蕩けてしまいそうな甘いキスにタクトは陶酔していた。

「そう言ってもらえると嬉しいよ。タクト・・・」

 スガタは嬉しそうに笑みを浮かべるとタクトの背中を思い切り抱き寄せた。お湯の中で重なり合う熱い肌の感触にタクトの胸の鼓動はおさまりそうになかった。

「ねえ・・・タクト・・・ここに住んだら?」

「・・・?」

「寮を出て、ここで僕と一緒に住んだらいい。」

 スガタの突然の提案にタクトは驚きのあまり思わず湯船の中で立ち上った。スガタの視線がお湯から出たタクトの下半身に釘付けになっていた。

「うわっ!」

タクトは手で前を隠しながらもう一度お湯の中に慌てて躯を沈めた。そんなタクトにスガタは何事もなかったかのように笑顔で話し始めた。

「ここにいればいつでも温泉に入り放題だし、食事も食べ放題・・・部屋も空いているから好きに使ってくれていいし・・・」

「いや・・・その・・・スガタ・・・いくらなんでもそれは・・・」

 スガタの思いがけない厚意に顔を引きつらせたタクトだった。

「大丈夫。家賃とか食事代を払えとは言わないよ。全部タダだ。」

「タダ?!」

「寮費も浮いて一石二鳥だろう?」

 平然と話すスガタにタクトはどう答えていいのかわからなかった。確かにシンドウ家の食事は寮で出される食事よりも遥かに美味しいし、男女交代制の時間制限のある寮のお風呂と違っていつでも入浴出来るのは嬉しかった。何より寮長のシナダ・ベニオにお風呂で襲われる心配もない。寮費を払わなくて済むことも魅力的だった。だがスガタにそんなことまで甘えていいのか甚だ疑問だった。

 タクトがそんなことを一人で悩んでいると、いつのまにかスガタに顔を覗き込まれていた。

「タクト・・・何を心配しているの?」

「はは・・・だってあまりにもそれって・・・」

 スガタの怜悧な双眸がきらりと光った。それを見てタクトの躯は一瞬金縛りにあったかのように凍りついた。

「タクトは僕と一緒にいるのが嫌なの?」

「あ・・・嫌じゃないけど・・・」

 タクトの躯を包みこむようにスガタの両腕が背後から絡み付いていた。スガタの囁くような甘い声が耳元で響いて、タクトは思わずビクッと躯を跳ねさせた。

「ここにいればいつでも僕とやり放題・・・悪くないだろ?」

「それってまさかのやられ放題ってことじゃ・・・」

「そうとも言うね。タダで置いてあげるのだからそれくらいいいだろう?」

「うあっ、よくない。躯で払うなんて無理!絶対無理!」

 タクトは思わず首を何度も横に振った。毎日スガタに好き勝手に弄ばれるのかと思うと羞恥でどうにかなりそうだった。

「ふふっ・・・きみって本当に面白いね。真に受けるなんて・・・冗談だよ。」

「冗談・・・?!」

 スガタが愉快そうに笑っているのを見てタクトは全身から力が抜けそうになっていた。

「酷いよ。スガタ・・・また僕をからかって・・・」

「きみの困った顔があんまり可愛いからつい・・・」

 またからかわれたのだとわかってタクトは思わず不貞腐れた顔をした。スガタの意地の悪さにはさすがのタクトも太刀打ちできなかった。そんな拗ねた様子のタクトを見てスガタは困ったように溜息を漏らした。

「ごめん。タクト・・・怒った?」

「・・・」

 今度ばかりは許さないとタクトは黙り込んだ。何度もスガタに騙されるつもりはなかった。

「でもきみと一緒にいたいというのは嘘じゃない。きみさえよければいつでも家に来てほしい。」

「・・・」

「きみがいない夜は寂しくて・・・僕は一人で眠れない・・・」

「・・・」

「きみに嫌われたら僕は・・・もう・・・」

「・・・」

 スガタの今にも泣きそうな声にタクトは我慢出来なくなっていた。

「あーっ、もう・・・わかったから・・・それ以上言うな。きみと一緒にいるから・・・」

「タクト・・・?」

「だけど毎日は無理だから・・・週末だけ・・・そう週末だけ泊まりに来る。それでいい?」

 思わず勢いでそんなことを言ってしまったタクトだった。

「本当に・・・?嘘じゃない?」

 スガタが冷やかに笑みを浮かべたのを見て、タクトの背筋に戦慄が走った。

 しまった。これって・・・まさか・・・

 タクトは自分の浅はかさに眩暈を起こしそうになっていた。スガタが女子たちの間でファンクラブが出来るほど人気のある演劇部のスターだということをすっかり忘れていた。中学生の頃から演劇をしてきたスガタにとって芝居はお手の物だったのだ。

「嬉しいよ。タクト・・・週末と言わずいつでも来ていいから・・・」

「わっ、やめろ。スガタ、何処触って・・・」

 スガタの両手がタクトの双丘を抱え込むように愛撫していた。その指の感触にタクトの腰はビクッと震えた。

「つれないな。タクト・・・本当は好きなくせに・・・」

「馬鹿!スガタ・・・僕だって・・・きみが・・・」

 スガタの腰に跨ったタクトは目を潤ませてスガタを見つめた。我慢出来そうにないのはタクトの方だった。

「きみが欲しい・・・きみに触れたい・・・」

タクトは躊躇いがちにスガタの股間に指を伸ばすと、自分の双丘の間に宛がった。タクトは息を吐くとそのままゆっくりとスガタの上に腰を落とした。

「あああっ・・・」

 スガタの熱くなった屹立がタクトの蕾の中に滑るように迎えられていた。お湯の中で繋がった二人はたちまち互いの躯を熱くさせた。

「大胆だね。タクト・・・きみからしてくれるなんて・・・」

「ああっ・・・スガタ・・・僕の中で熱くなったきみを感じる・・・」

 スガタに奥まで深く突き上げられたのを感じてタクトは熱く息を喘がせた。

「タクト・・・もっと腰を動かして・・・」

「あっ・・・そんなの・・・無理・・・」

「出来るだろう?タクト・・・僕の言うとおりに・・・」

 悩ましく吐息を漏らしながら自分を見つめるスガタにそう言われるとタクトは断ることが出来なかった。

「スガタ・・・あっ・・・」

「タクト・・・もっと・・・」

 タクトは我を忘れてスガタの上で腰を揺らし続けた。やがて甘い快楽が互いの躯を熱く満たした。それはまるで時が止まったかのような至福の瞬間だった。




第十二話に続く



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