ギリシャの詩人で小説家のニコス·カザンチャキスは「魂の自叙伝」を通じて、
ブドウ畑のある小屋で暮らしていた当時のエピソードを紹介します。
ある年の夏、突然大雨になりました。
下水があふれ、道端には水が川のように流れました。
カザンチャキスの父親は、乾燥中のブドウを守るために家に駆けつけました。
1年中ずっと苦労して収穫し、乾燥していたブドウが流されると、
村のあちこちから慟哭の泣き声が聞こえてきました。
カザンチャキスは家に駆けつけながらも、
父親がどのように反応するのか気になりました。
ブドウが一つも残っていませんでした。
彼が「ブドウが全部なくなりました」と叫ぶと、
門の前に立っていた父親は大声で答えました。
「うるさい、私たちはまだなくなっていない!」、
カザンチャキスはその瞬間を絶対に忘れられないとこう言います。
「私はその瞬間が、人間としての危機を迎える度に、偉大な教訓の役割をはたしたと信じている。
私はいつも私の父が黙って戸口に立っているのを覚えていた。
じっと立って災難を見守りながら、すべての人の中で父親一人だけが人間の威厳をそのまま守った。」
(「はな会」のインスタグラ:https://www.instagram.com/hanakai_j_k )
あざみ野教室がいよいよオープンしました。
あざみ野駅から徒歩30秒くらいのところで田園都市線の
下り線の中央林間行きのホームの1,2号車から見える本当に近いところです。
お知らせです!
第7回「はな会」は緊急事態宣言延期により延期することになりました。
日付:2021年9月5日(日)14:00~
場所:二コプラ新地!!(二子新地駅から徒歩2分)
参加費:無料
「文先生の韓国語教室」