時々、の戯言。
ふと保育園へ送迎中に。
なんだかんだ、次男が1歳児クラスから入園して、
末っ子ちゃんまで通っているので、12年目かもしれない。
「褒めて褒めて諭す」
これが理事長先生の言葉で、
園長は何かの度に、
「今日は子供たちの良いところを3つ(5つ)見つけて、帰ったら沢山褒めてあげてくださいね」
お決まりの言葉。
もう年に何度も、12年間も聞き続ければ、
このワードが出るたびに、少しクスッとしてしまうのが本音。
また言ってる~って。
同じ保育園のお母さんたちとも、園長の話題となれば、このワードは必須。
でも、これこそが本当に私に必要な言葉だったし、
ぶれずに、何年も言い続けてくれる園長には、感謝しています。
褒め方だって、時々教えてくれる。
笑っちゃうけど、素敵。
かけっこで転んでしまってビリっけつ。泣いてしまった我が子、どうすれば?
「今日は転んで泣いてしまったけど、でもあなたの笑顔が一番素敵だったよー」
「今日は転んで泣いてしまったけど、でもあなたがすごく頑張ってたからカッコ良かったよー」
あー、ベタでいいんだって。
なんか、ちょっとだけ、心の中でベタな言葉は・・・、とか思うことあるけど、
園長とか保育園の先生ってすごいなぁって思った。
ベタでいいんだ!って。
言われてみればそうよねって。
だって、そんな難しい言葉は必要ないし、子供は素敵だとか、可愛いだとか、カッコイイとか言われたら、
たったその一言で、えへへぇ~♪って、ニコニコしちゃうもんね。
毎度お馴染みの言葉だけど、
だけど、私は長男を保育園に預けていた時は、そんな言葉、
意識したことがなかった。
怒ってはいけない、とは分かってるけど、ついつい怒ってしまうし、どうして良いか分からない。
知らなかったわけじゃないけど、
意識させられる程の機会に恵まれてなかった、
のかもしれない。
忘れたけたころに、また同じ言葉を聞く。
だから、思い出す。
ぶれずに、卒園するまで、何度も聞かされる。
だから、心に残る。
比較するべきことじゃないけど、
どうしても長男の保育園時代のこととは比べてしまう。
だって、お迎えに行くと、いっつも、
「今日は〇〇くんとこんな悪いことしましたよ、こんな悪さしましたよ。」
「落ち着いて座ってられません。絵本の読み聞かせを聞いてくれなくて走り回ってました。」
もしかしたらフォローの言葉もあったのかもしれないけど、
自分に余裕が無さ過ぎたのかもしれないけど、
でも、小学校に上がるとき、私はスクールカウンセラーに相談したわけで。
そこで初めて、スクールカウンセラーのおばちゃん先生が笑い飛ばしてくれたので。
ちなみに、今の保育園では、そういう意味で泣きそうになったことはない。
長男と次男で5歳違うから、もしかしたら時代も違うのかもしれないけど、
しかも長男は何度も転園して、卒園した保育園だって2年しか通ってないし。
でも、本当に、繰り返し繰り返し、
褒めて褒めて諭す って何度も聞いてる。
しかも言葉だけじゃない。
園長も先生たちも、子供たちの良いところばっかり見つけて教えてくれる。
こういうことがあって、今日怒ったけどねって。
でも、彼(彼女)なりに、こういう風に思っていたようで、考えていたようで、
と少し時間をかけてフォローしてくれる。
単純に、受け手の私自身が変わったのかもしれないけど。
長男の保育園時代は、いつも余裕がなかったのは間違いないし。
ただ、すごいなぁって。
なんだか、今日は感慨深く思ってしまったのです。
何があったわけでもないんですが。
忘れないうちに、書き留めておこうかと、思った次第でございます。
ベタなことかもしれないけど、誰かに教えてもらわないと。
子供育てるって、そんなに簡単なことじゃないし、日々追われるし。
いろんなこと聞いても、いろんなこと知っても、なかなか実践し続けることは難しいし。
だから、クスッと笑いたくなってしまう程に繰り返す園長の言葉、
それでも言い続けてくれる園長、やっぱり私は感謝しかないなぁって。
そして、それを実践している姿を見せてくれる保育園は、本当に感謝感謝です。