『敬愛すべきプロ精神の持ち主』 ~上田馬之助さん逝去について  | 啖月会館MAXIMUM

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 年末の忙しさの中、新聞の一報で上田馬之助さんの逝去を知りました。

 現役で活躍してらした頃で自分の記憶に強く残っているのは、やっぱりとにかく竹刀片手に暴れまわる“悪役(ヒール)としての上田さんの姿で、単純な子どもだった私はその姿をそのまま『=凶悪な人物』として捉えていました。

 ある程度分別がつくようになり、テレビ以外のツールで情報を得られるようになって、
“セメント最強(最凶)と言われるほどの実力の持ち主でいらっしゃりながら、表舞台に立つ時はその実力を振るうことなく一貫してヒール然として振る舞われていた『敬愛すべきプロ精神の持ち主』であった事”
を認識するようになりました。

※wikipediaにおける上田さんの『人物』に係る記述を読むと、“実直で本当は優しいお人柄”“そのプロ精神はプロレスに対する深い愛情からきている事”などを強く感じると共に、周囲から表面的な部分でしか見られる事も少なくなかった“報われなさ”も感じられ、ちょっと切なくなりました。
(そんな中でもヒールのイメージを保とうとする上田さんの健気な姿勢がまた胸を打つ)

 当時は分かる由もなかったですが、今考えると『男は馬之助』というなぎら健壱さん作のコミックソングも、そういうプロ精神でヒールに徹した馬之助さんの姿勢を理解し、愛を込めた応援ソングだったんだろうなと思いました。

 愛を込めたブーイングが“らしい見送り方”なのかもしれませんが、ここは素直に、謹んでご冥福をお祈りするばかりです。



 22日の検索ワードに『国際プロレス 私闘学園 呪文』がありましたが、たぶん上田さんの訃報を受けての検索だったんだろうなと思います。

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