2024年3月8日(金)
十人十色。
人の数だけユニークさはある。
仕事柄、いろんな人と会って話してきたが、驚くべきは人のユニークさが実に多様でしかもその人らしさはどこに行ってもいつまでたっても変わらないこと。
その人らしさは失われることはない。
そのユニークさが受け入れられるかどうかはわからない。
そりが合わない、となってしまっては、せっかく持って生まれたユニークさが花を咲かせることはない。
ユニークであればあるほど拒絶反応も小さくない。
ユニークな人が望んでいることは、そのユニークさを理解してくれる人の出現だ。
いろんな人の話を聞くのが仕事でいろんな人と話してきた。
あっと驚きのユニークさんに仰天することも少なくなかったが、僕は思いもよらないユニークさが好きだった。活躍の場を作ってあげれば、思いもよらない活躍をしてくれることをさんざん見てきた。
そしてその活躍は組織に大きなプラスのモメンタムをもたらすと同時に、往々にして、理解を示した僕に対する感謝の気持ちだったのでは、と思ったりしている。
「士は己を知る者のために死す」とは『史記』に言われている言葉で、しかもこの後に「女は己を説ぶ者のために容づくる」と続くが、そこに男女の違いは僕は全くないと思う。そんなことは司馬遷はわかっていたと思う。
願わくば「己を知る者」がすぐ近くにいてほしい。
立場が立場であるのならば、たとえ未熟であったとしても自分自身が「己を知る者」になれるかだろう。
それが人生の良しあしを結局は決めるのかなと思う。