『第1話』
※本連載は、私自身の体験を時系列に沿って記録したものです。
誇張ではなく、当時の判断や行動、その結果として何が起きたのかを、
できる限り正確に残しています。
この出来事を通して、私が本当に伝えたいのは恐怖そのものではありません。
神さまに命を救われたことで、これまで当たり前だと思っていた日常が
すでに目には見えない存在に守られていたと知りました。
今は、毎日楽しく感謝して生きています。
みなさんにも「対処を誤ることの危険性」と同時に
「守られていることへの気づきと感謝」
を受け取っていただけたら、とても嬉しいです。
——
もともと、私の部屋では「ラップ音」と呼ばれる音がよく鳴っていました。
横になると、頭の中を何かが通り抜けたように揺れる感覚もありましたが、
以前からあったことなので、特に気にしていませんでした。
そんなある日、かわいがっていた猫(写真)が亡くなりました。
亡くなる前、猫はこれまで以上に、空中の何かを追って目を動かしていました。
私は、触覚や気配に多少の霊感があり、
亡くなった後も、部屋に帰ってきている猫の存在に気づいていました。
そのため、名前を呼んだり、話しかけたりして、大きな悲しみを紛らわせていました。
目には見えなくても、同じ部屋で過ごし、一緒に寝て、抱っこしてきた存在です。
その気配を忘れることも、間違えることもありませんでした。
――ですが、ある日。
明らかに「違うもの」が部屋に入り込んできました。
猫のふりをして部屋に入ってきたのです。
けれどその気配は荒く、重く、明らかに異質でした。
私は直感的に、それが猫ではなく何かが化けていると分かりました。
「猫のふりをしてるのは誰?騙されると思ってんの?!」
そう強く言葉にした瞬間、部屋の空気が変わり始めました。
——
≪この時点での教訓≫
・小さな異常に慣れ、事態を甘く見ていた
・霊障には“強さのレベル”があることを知らなかった
・違和感を軽視せず、慎重に対応するべきだった
・正体が分からないものに感情的に反応するのは危険
この時の私は、「見抜いた」と思っていました。
でも、実際にはその対応が相手の怒りを買い、
事態を悪化させる引き金になってしまいました。