日々雑感 奇跡の人 木村秋則さん | パパンズdeアトリエ

パパンズdeアトリエ

アトリエ絵画スケッチデッサンなどの個展
芸術、宗教、思想、科学、宇宙、夢のことなどを筆が勝手に紡ぎ出すがごとく綴ります。

青森のリンゴ農家に婿養子に入ったばかりに、さして、興味も無かった農業を手掛けることになった木村秋則さん。
メカには興味があったので、農業用トラクターをいじくりたいという動機が後押しした。
 

 

UFOにアブダクションされたとか、龍を見たとか、幽霊に小便をふっかけたとか、時間が止まったといった話を聞くと、あまり近寄らない方がいいのかと思う。

「嘘だろ、農薬も肥料も無しにリンゴが出来る訳がない」と、近所の農家や専門家からも「変な人だ」と呆れられ変人扱いされた。

本屋で、トラクターの専門書を買おうと、上の棚にあったその本を棒で突くと、隣にあった本も一緒に落ちて来た。
見ると本の角が変形してしまったので、仕方なく一緒にその本も買った。
実は、その本が福岡正信氏の『自然農法』という本だった。
最初は、興味も無かったが、読んでいくうちに次第にのめり込むようになり読破していった。
奥様が、農薬散布をする度に、寝込んでしまうほど弱かったので、なんとかしなければと思っていたからだった。
これは優れた考えだと、希望が胸に溢れて来たのだったが、それが地獄の始まりだったとは、その時は知る由も無かった。

何年経っても、リンゴが花を咲かせるどころか、枯れ始めて来ている現状に、「なぜなんだ…」と落胆し、リンゴの樹に愚痴さえこぼす様になった木村さん。
家族の生活費さえ、電気代さえ借金をしなければ払えない状況に追い詰められ、近所からは、「だから言っただろう。無理だって。悪いことは言わんから農薬を使え。」と責めらた。
だが、ここまで来て、諦めるのは敗北宣言をするようなものだ。 

自分が諦めると、世界の誰もが諦めるということだ。だから、あと一年、一年過ぎるともう一年と、月日が過ぎるほど、益々、意地でも止められなくなった。
 

しかし、幾年身を尽くし、心を尽くしても何も応えてくれない枯れそうなリンゴの幹を撫ぜながら、或る日、「万策尽きた、最早これまでかぁ…」と立ち上がり、恥を忍んで自らの命を断とうと夜の岩木山に登ったのだった。

木の枝にロープを括りつけて覚悟を決め、ふと月明かりに照らされた辺りの樹々を見ると、なんとリンゴの木が、こんな何も無い山中で、花を咲かせて輝いている。
誰も、肥料も農薬も撒いてもいないのに、虫食いどころか青々と豊かに繁っている葉っぱ。
「これだ!誰も何もしていないのに、こんなに生き生きと繁っているじゃあないか!この力がどこから来るんだ。」
はっと何かに頭を打たれたように閃きが走り、何をしに来たのかもすっかり忘れ、飛ぶように麓に駆け下りていった。
「俺は、一体今まで何をしていたんだ。そうだ。地中だ、答えは見えないところにあったんだ。」と胸を打った。

「あれほど語り掛けて懇願しても、なぜ俺が首を括るまで教えてくれなかったんだ。」とリンゴに愚痴をこぼした。
「だが、実はリンゴは、それを自分に教えてくれていたんだ。ずっと、前から教えてくれていたんだ。」

目に溢れる感涙を浮かべながら、一目散にリンゴ畑に駆け戻ったのだった。


(後の調べで、あれはリンゴではなくどんぐりの木だったそうだが…、如何にも木村さん)


火星のテラフォーミング

火星を人間が住める環境にしようという取り組みがある。

 NASA ハッブル宇宙望遠鏡の撮影した火星の映像

 

NASAエイムズ研究センターの科学者、クリストファー・マッケイ博士は、古くからこの火星改造計画に尽力されてこられた。
第一段階は、火星の気温を上げることだという。
火星の南北の極には、白い氷状のものがある。

これは氷ではなく、太古の火星の大気、二酸化炭素が凍ってドライアイスになったものです。
ドライアイスの融点が-79℃なので、極の温度をそれ以上に上げれば、氷は溶ける始める。
二酸化炭素は、温室効果があるので、それからは、益々温度が上昇していくことになるだろう。
一方、植物の光合成は、光のエネルギーで水と二酸化炭素から養分と酸素を作り、その酸素は生命活動に利用できるだろう。

 

火星の大地には、太古の昔、水が流れていた形跡がある。
その水は、一体どこに消えたのかというと、大地の下に氷となって閉じ込められていると考えられている。
火星の地形に、100m間隔で筋が入っているように見える地形がある。
同様な地形がアラスカにもあり、それを少し掘ると、氷が泥と混ざって出てくることが知られている。
火星が温まれば、氷も水となって地表に湧いてくることだろう。

森林限界

 

         冬の富士山

 

富士山の六合目を過ぎると、急に辺りに繁茂していた植物が視界から消えてしまう。
いわゆる森林限界に差し掛かったのだ。
 

ある専門家が、森林限界の上と下の土壌の違いについて調べたことがある。
数千年、数万年も、大量の落ち葉が山林に降り積もり折り重なるが、その落ち葉に樹々が埋もれている光景は見たことがない。
土壌中の微生物には、細菌・放線菌・糸状菌・藻類・線虫などが多数ある。
それら大量の葉っぱを分解掃除をするのが、土中に生息する大量の微生物たちなのです。

更に、抗生物質やホルモン様物質を生産し、植物の病害を防いだり、生育を促進したりします。

森林は、水と栄養だけあればいいということではなく、これらの微生物たちの微妙なバランスの上に繁栄をしているのです。
殺菌剤や殺虫剤などばら撒こうものなら、彼らは死滅してしまいます。

無農薬、無肥料でリンゴ栽培に成功した木村さんに、火星のテラフォーミングについて助言を願うべきだろう。
「目に見える部分だけに着目していたが、真実は目に見えない土中にあった。」
木村さんは、そのことに目覚めると、微生物が生息しやすい土壌の大改造に着手し成功したからです。

 

コーヒーブレーク

木村さんは、若い頃はSEだったらしい。
Windows95辺りの世代で、C言語で開発していたという。

実は、バリバリの工学系エンジニアだったのだ。

度々、UFOにも宇宙人にも会ったことがあるという。
宇宙人に連れられてUFOに乗ったこともあるそうだ。
UFOの外板は、なんと銀紙のように薄いのだそうで、中から外が全部透けて見えるという。
また、地球人が何億年かかるような遠い星でも、一瞬で行けるのだと宇宙人は答えた。
広大な宇宙には、どうも我々が考えている常識、知識では計り知れない超高度な文明があるようだ。

木村さんは宇宙人から、「地球には120ばかりの原子があり、そのうち、利用しているのは20ばかりの原子だが、我々は250くらいの原子を全部活用している」と聞いたという。
それを東北大学の物理教授に聞いたところ、確かにそうだと答えたという。

木村さん曰く、ソクラテスのような人から聞いた話では、2032年あたりに何か重要な事が起きるらしい。
それを聞いた木村さん「意外に早いんだな」と感じたという。


兎に角、木村さんのお話はぶっ飛んでいて面白い。

思うに木村さんは、宇宙人に騙されて、UFOの中で、脳に何かを埋め込まれたに違いない。