六番目の小夜子 著書:恩田陸
★★★★☆平成4年(今から20年くらい前!)の日本ファンタジーノベル大賞の最終候補まであがった「六番目の小夜子」を読みました。恩田陸の小説は「三月は深き紅の淵を」を読んでわけが分からず、敬遠してたのですがファンタジーノベル大賞の作品に興味があり今もって活躍している作家さんということで手にとってみました。昔、栗山千明と鈴木杏でNHKでドラマ化してたのは覚えてる。でもその時間帯は塾だか何だかで見れなかったはず。その頃から気になってたことは、なってた。前置きが長い(^_^;)良い意味でイメージ通りの作品だった!題名のミステリアスさあと学園ものっていう設定そこから連想される雰囲気が見事に最後まで崩れずに描かれていた!「深き~」ので苦手意識があったからかなり注意深く読んでたけど途中からは一気に引き込まれて最後まで読み切ったという感じ。ただ人物の視点がコロコロ変わるのはすごく読みずらかった。高校3年生の話だけど人物の内面を語らせるときにすごく難解な言葉が出てきたりするんですが高3がこんなこと心の中でつぶやくのか?っていう疑問も所々気になってしまった。栗山千明も杏ちゃんも人物のイメージにぴったりだな~。今度ドラマ借りて見てみよーo(^-^)oって いまウィキで見てみたら杏ちゃんオリジナルキャラですか!?