日本で短期サッカートレーニング体験⚽ | mookie-perthのブログ

mookie-perthのブログ

西オーストラリア、パースでの子育て、仕事、趣味、旅行などの生活をブログを通してお見せします

数年ぶりの日本帰国で、ずっと行きたかった北海道旅行をついに制覇し、たくさんの思い出を作ってきました。

5日間の北海道旅行を終えて私の地元に戻り、次にやりたかったこと。それは息子の

「短期サッカートレーニング in 日本」です。

マイプロテイン

 


今までは、日本に帰国するたびに子供達を短期で幼稚園や小学校に入学させていました。日本人がいる学校で、日本語にどっぷりはまり、日本の文化とオーストラリアの学校生活との違いを体験させてあげるためでした。もちろん、それに加えて日本語力の向上を目指して。

ただ今回の日本帰国は、今までの6週間よりも短い4週間で、そのうち最初の1週間を北海道旅行に使ってしまったこと、それから最後の1週間は東京に滞在するという予定で来ていたので、学校に通わせる期間が2週間しかない上に、手続きが色々と大変なので今回は諦めました。子供達の日本語力のことを考えると、小学校に通わせることによって他の子供達よりも日本語力が低いことに気づき、自信喪失や、自己肯定感を低く感じてほしくありませんでした。日本に来れない期間が3年以上もあると、やはり日本語にも影響が出ますね。私自身、日本語の単語が出てこなくなることは日常茶飯事なので、日本で生まれ育っていない子供達にしたらもっと大変なことでしょう。。。


日本の小学校に通わない代わりに、短期で地区のサッカー少年団、サッカークラブに入団させてもらうことによって、普段からやっているサッカーを通して日本語でコミュニケーションを取りつつ、息子の好きなサッカーも体験できるようにと考えました。2つのチームに所属し、週4~5日サッカー生活を日本にも送りました。オーストラリアで所属しているチーム内では、ポジションが既に決まっていて、練習でも試合でも自分のポジションを大事にしながら動きますが、日本では、小学校の高学年になるまでポジションは決めずに色々なポジションを体験させることが多いそうです。息子も色々なポジションを経験させてもらうことが出来ました。


最初の1週間目は、息子はだいぶ日本語に苦戦しているようでした。聞いてみると、ほぼわからないようで、周りの子供達の動きを真似しながら動いているとのこと。先が思いやられる・・・と思いながらも、息子にとっても良い経験になると信じ、見守りました。

8B5F30B9-8218-4253-9AC9-79A5C8F33CDB.jpeg

2週目が過ぎると、監督が言っていることが理解出来てきている様子や、周りの子供達の動きを見てウォームアップの仕方にどんどん慣れてきて、スムーズに動けるようになってきているのが見て取れました。


6BCE54CD-E0C6-4D42-A119-2DF96A0EC4CF.jpeg


普段のオーストラリアで所属しているチームの練習内容と比べると、練習自体はそこまで厳しくないようですが、練習時間が長いのと、コミュニケーションに支障があることの方が大変そうでした。


ここで息子のサッカーを熱心に応援している旦那がしくじりを犯します。私も息子の顔を見れば、苦戦していながらも頑張っていることくらいは分かります。しかし、ここは息子の踏ん張り所と思い、見守っていました。そこで旦那がいきなり立ち上がり、練習をしている息子に向かって英語で指示を出しました。

「おいっ、そっちじゃない、あっちに行け!そこに立っていちゃダメだ!」

他にも親御さん達が見守る中、一生懸命監督の指示にそって動いている息子に対し、いきなり大きな声で、しかも英語で息子に叫ぶのです。私達以外に英語がわかる人が何人いたでしょう。周りはあたり前ですがみんな日本人。子供達も親御さん達も、いきなりデカい外国人が立ち上がってサッカーピッチに向かって何か叫んでいる、というような感じで旦那を見ています。息子は聞こえていますが、嫌そうな顔で旦那を見て、そのまま無視しました。私も急いで旦那を止めました。

私「いいんだよ、間違っててもいいんだよ。○○がいいようにさせてあげて。間違っても経験だからそれで学ぶよ」
旦那「お前はわかってない、あそこに立っていちゃダメなんだ」

旦那「早く動けー!そこから移動しろー!!」(息子に対してまだ叫びます)

私「最悪。マジほっとけって」(旦那に対し)


一旦練習を終えて休憩で戻ってきた息子に対し、旦那が説教じみたことを言い始めました。そこで我慢していた息子が壊れたかのように泣き崩れました。旦那はまだあきらめません。息子が泣き崩れている理由をわかっていないようでした。私は旦那に対し、今すぐ黙れと言い、息子を連れてその場を後にしました。泣いているところも周りに見られたくなかっただろうに。。


泣いている時に色々説明してももっと泣かせてしまうので、とりあえず大丈夫だから気にするなと宥めて、息子をメンバーの中に戻しました。練習が終わってから息子ときちんと話しましたが、息子が嫌だったことは、


*みんなが見ている中でダディが大きい声を出したこと
*ダディが1人だけ英語で話していること
*ダディがしつこいこと
*みんなの前で間違いを指摘してくること


すべて思った通りでした。これを旦那に言っても何一つ認めません。「俺は何も悪いことをしていない」の一点張り。いやいや、息子の気持ちを考えようよ。。みんなの前で言われることは、この年頃の子供達にとってどんだけ嫌なことか。。。この後旦那はすごく不貞腐れていました。息子の機嫌が直ったと思ったら次は旦那です。まぁ、旦那のことは慰めませんけどね。(←鬼嫁w)


息子は日本語が流暢ではないので、日本語環境にいるだけでも大変なので、一生懸命理解しようと努力している中で、英語で邪魔が入ると混乱します。息子曰く、トレーニングは簡単だけど、やっぱり周りが言っていることを理解することの方が大変ということでした。それを理解してあげることなく、ズカズカと出しゃばっていく旦那の姿を見て私は苛立ちを覚えました。


息子はそこから立ち直り、その後も頑張ってトレーニングを続けました。その結果、短期体験選手のため試合への参加はないと言われていたのにも関わらず、週末の試合へ参加するようにと声をかけてもらうことが出来ました。しかも日本の学年では3年生なのにも関わらず、スキルと認めてもらい5,6年生チームの試合に抜擢されたのです。良い経験になるだろうと思い、頑張って行っておいでと言うと息子は、周りに背の高い人達がたくさんいて怖いと言うのです。確かにタックルしてくる選手もいるのでそれはそうかもと思いつつ、じゃぁどうするの?と聞くと、ここでまた旦那が出しゃばりました。

旦那「平日4日もトレーニングしているんだから、日曜日くらいゆっくり休んだらいい」

息子「サッカーをやりたくないんじゃないけど、大きい人がこわい」

私「じゃぁ試合は出たいか出たくないかは、自分で決めたらいいんじゃない?良いチャンスだとは思うけどね?」

息子「・・・サッカーはしたいけど。。。」

旦那「やりたくないなら休めばいい」


このサッカーチームは、私の父親の知り合いを通してわざわざ入れてもらったチームだったので、声をかけてもらった手前、父親の顔を立てて参加させたいのが私の考え。それに加え、息子に少しの試練を与え、それを乗り越えて欲しいと願う母心。旦那は日本独特の人を立てるという考えを理解出来ない人なので、説明しても無理でした。ここでまた私と旦那がぶつかりました。オーストラリアではやりたいようにやったらいいけど、日本では口出しすんな、と。

国際結婚の難しいところです笑 


結果、息子は自分の意思で試合に出ることを決めました。チームの中で1人だけ本当に小さく見え、周りの巨体に負けず劣らず、見事なスキルと見せつけていき感動でした。

4E4F02E2-6677-4871-AB02-BC7D79696AE9.jpeg


最後の1週間では、チームのメンバーとも話をするようになり、名前を呼び合い楽しそうに練習する姿がありました。この3週間の短期サッカー体験は無駄じゃなかったんだなと思える瞬間でした。


最初は理解に苦しむ姿を見るのもしんどかったし、息子本人も大変そうでしたが、本人が楽しかったと言い、次回日本に行く時にはまた同じチームに参加したいと言ってくれたほどだったので、本当に良かったです黄ハート