民宿と旅館の違いは何ですか?

 

キョロキョロ??

 

じ・つ・は。


ない


びっくり!?

 

厳密には法的な区別はなく、有料で人を泊める場合、旅館も民宿も基本的には旅館業法で旅館営業登録して営業する。

(相部屋で10室以下の場合は、簡易宿所)

とはいえ、民宿は農業や漁業なんかとの兼業で季節営業型が多く、宿のオーナーのみで運営していることが多いので、宿泊施設専門の旅館とは根本的に経営形態が違うことが多い。

 

ちなみに日本の宿は、旅館38000軒、ホテル10400軒(2017年)。インバウンドが増えてゲストハウスが増加傾向なので、簡易宿所は30000軒ほど。

旅館の数は年々1500軒のペースで減っていて、80000軒以上あった1980年代の半分以下⬇︎


旅館に関わるようになって、この先旅館はどうなっていくのだろうか…と危惧していたけど、やっぱり厳しい。

このコロナで果たしてどれだけ生き延びるだろうか・・・旅行者にとって宿がなければ旅はできないんだけれど・・・。

 

私が日本の宿の中で需要があると思うのは、家業が農家や漁師で食材が売りで、施設がそれなりに手入れされて趣のある民宿。

この数年、「スーパー民宿」という言葉で表されたり、あの家庭画報も「上級民宿」という特集を組んだりして、食や体験に特徴を出す民宿がちらほら見られる。


 

今回泊まったのは、能登半島のゆうか庵。一日一組限定の宿。

マイ気になる宿リストに入っていたので、ヒマなこの際行くことに決め、能登半島一周ドライブすることにした。

女将さんがブログに初心者向けの能登半島一周案内を載せていて、旅ごころをそそられちゃったので口笛


 

♡ゆうか庵の全景


森の中にポツンと一軒家。

とても大きいのだけど、能登半島の農家、民家の定番サイズのようでびっくり。

この瓦と黒い壁が揃って、能登半島の風景を作っている。


♡食事は輪島塗のお膳で



ゆうか庵の女将さんの自宅を宿にしているから、仏壇も家具調度もそのまま。食器類も全部、家で使ってきた年代物だそう。

輪島朝市で、100年以上経っても直して使い続けられる輪島塗の行程を聞いてよくわかった。

伝統の輪島塗も使う人も作る人も減って継承が難しいようだけど、無くならないでほしい。



♡輪島塗のお椀の木型

この木を7年かけて下地にするそうですびっくり



一日一組なのに二日も占拠しちゃって悪いかな、と思ったんだけど、女将さんがなぜ宿を開いたのかとか、どんなお客さんが来るのかとか、色々お話ししてくださった。

能登半島は他にもたくさん農家民宿があるから巡ってみるのも面白いかも!



♡能登半島のドライブ最高


能登半島の海岸沿いはザ・日本海で、平日だったから車はほとんどなく、スタートから目的地までほぼブレーキ踏まずの快適ドライブだった。

寄り道パークがたくさんあるのもいいチュー


今こそ、平日地方旅がオススメです星