自慢じゃないが、昔はよく頭がいいと言われた・・・。といっても、大人が褒める「頭がいい」は日本の義務教育過程のテストの点数が取れるというだけの話。
ところが30歳頃から、自分で自分のことを頭がいいと思うようになってしまった口笛

 

そんなことを思っているから友達がいないのだが、「頭がいい」という表現の意味は極めて曖昧で、人がそれぞれ持つ優先順位の高い価値観に対してフィードバックの大きい相手のことを「頭がいい」ことにしている、と思う。
私の場合、「頭がいい」ための最上位基準は、合理的かどうか・・・なんだなぁ、多分。
一緒に仕事をするなら、頭がよくなければダメ。そして一度ダメと思ったらとにかくダメプンプン

 

♡キャベツたっぷり回鍋肉(マイレシピにリンク)


料理には、そんな性格が多分に発揮され、どうしたら最短の調理時間でできるか、事前に頭の中で何通りかシミュレーションしてから手をつける。
段取りが悪かったり、料理しながら片づけられないようだと、私にとって料理人とは言えないわけ。

 

この回鍋肉は、合わせ調味料の種類がかなり多いが、これらを配合する時、どの味がベストミックスになるか、イメージ出来る範囲で配分を何通りも考える。

まあ基本さえ分かっていれば調味料の配合は間違いないはずだが・・・

 

この夏休み、毎日おもてなし料理をして、ふと思う。
こんな発想に基づく私の料理は、食べる人への愛情が感じられなくて、この手際の良さはどうよ、この調味料の配合はどうだ!という上から目線オーラを出しているんじゃないだろうか?

結果的に、食べる人達にプレッシャーを与えているのかもしれない、と。

なぜなら仕事ではいつもそうだから。

 

職場は一斉休暇に入ったけれど、私は明日から仕事を開始。インターンに行っている学生の指導がある。

新人教育と間違えてつい学生にも合理性を求めてしまうけど・・・少しは優しくしてあげようっと。

歳と共に凝り固まる価値観に疑問を持ったのは、5年間学生と接触したおかげだおねがい