人類資金 | まったり八兵衛★BMW F800R★むうの日記

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(=゚ω゚)ノぃょぅ!

今回の獲物は、福井晴敏 著「人類資金」
昨年2013年秋、映画化された話題作である。

 


福井晴敏といえば、他にも話題作があるが、私は初めての福井作品に触れてみた。
皆さんも知っている人が多いと思うが、やはり映画化された作品には、国防問題がテーマの「亡国のイージス」、戦争を描いた「終戦のローレライ」、などがあり、いずれも話題となった作品である。

では、この「人類資金」のキーワード?テーマ?は、、、
・資本主義社会の終焉
・報酬は50億円!
・世界を動かすルールとは?
とは言え、決して経済問題では無い。

 


今回の「人類資金」、映画を観ている人もいると思うが、やはり小説では映画で描写できないような物語の背景や関連する史実が詳細に描写されており、壮大な物語に色を添えている。

昔、「読んでから見るか、見てから読むか」のキャッチコピーがあったが、この「人類資金」の4巻の解説でそのキャッチコピーを引用している。
主役の詐欺師・真船雄一を演じた佐藤浩一や、謎の男“M”を演じた香取慎吾は、小説の上での配役イメージに合っているのか?、というような見方も面白いかもしれない。

 


物語は“M資金”を巡るサスペンスである。
“M資金”とは、第二次世界大戦敗戦直前、日銀の地下に眠っていた時価数十兆円にのぼる金塊などの財宝が、旧日本軍によって隠蔽されのちにGHQに接収され、戦後の復興や賠償などに充てられた“資金”で、日本の某“財団”とアメリカの某財閥が管理し、日本政府の一部を通して現在も秘密裏に運用されている“資金”である。
第二次世界大戦に敗れた日本は、アメリカによりこの“M”資金を使って復興させられた第一号“モデル”国家なのである。
戦後日本を復興させた使い道こそ人類資金たる所以であり、その運用が“M資金”の本来の活用方法なのであるが・・・

この「人類資金」は、文庫書下ろしであり、映画は4巻までの物語で構成されている。
映画の続編にもなる、5巻、6巻は現在発売中で、完結編となる7巻は今年4月発売予定。
今、5巻に突入し読み進めており、まもなく6巻にたどり着く。
いよいよ4月、完結編の7巻はまだ発売にならないのか!?

乞うご期待を自分に言い聞かせて待つしかないかな。