飯豊連峰の最奥地の避難小屋
“御西岳避難小屋”←御西小屋ね
7月の中頃
小屋管理に入る前にジャム兄さんから
『ねぇ、金曜にさー休み取って来ない?
俺、土曜日に交代だから
本山行ってから梅花皮小屋泊まって
日曜日に下山するけど一緒にどう?
ご飯ご馳走するからさ〜♪』
仕事も落ち着いてるし
ご飯ご馳走してくれるっていう
あま〜い言葉にホイホイ乗っちゃった。
そしたら3日前
既に小屋いるジャム兄さんから業務連絡
『メールを転送するから
添付書類を印刷して“必ず”持って来てね』
『あとおかず一品用意して。
朝食のラーメン2袋持ってきて〜』
ん?何か、話が、、
ま、いっか。。
梶川尾根を4時にスタート
御西小屋到着目標は15時。
17時前までは明るいけれど
お山の安全登山は15時頃着
遅くとも16時には着かなきゃね
ダイグラ見ながら登る
比較的涼しくて順調に登ってきた!
、、のは五郎清水まで
そこから足が重くなっちゃってね。。
急登登り切って振り向いたら綺麗な雲海
雲の中に朝日連峰が見えたよ
梶川峰に到着。
流石に平日って事で誰もいない
ココから少し先で
下山してくる5人組にお会いした。
ヘルメットにピッケル装備
石転びから来た猛者達だと一目で分かる
『どこから来たの?』
挨拶の後に想像してなかった質問に
頭がパニック
え?ココ、梶川尾根。。
何処から?って、、
え?梶川の登山口以外どこがある??
返答に困っている私に
『天狗平から?』
え?飯豊山荘って天狗平だっけ?
ん?合ってる、、のか?!
『えーっと、、えーっと、、』と言う私に
『小国から来たの?』
コレには元気に『はい!!』と返答
御西小屋迄行くと伝えたら
『明るいうちに着いてね』
って見送ってくれた
後で聞いたら
訓練に入っていた小国警察の方々だとか
その後スライド2名
門内小屋で小屋番さんにご挨拶して
おトイレお借りして先へ進む
ギルダ原付近でイイデリンドウ!
“飯豊の星”って言われる
花びら5枚のリンドウ
あ、4枚や6枚もあるけどね。
今年初のデリンちゃん
蕾のくるくるも可愛いね
因みにこちらはミヤマリンドウね!
北股岳超えて
梅花皮小屋で水を補給して
ランチタイム
この時の時間は11時半で
予定より少し遅れてる。。
ジャム兄さん心配するといけないから
一応連絡入れる
梅花皮小屋から御西小屋までは
目安は3時間だけど
3時間で行ける気がしない。。
アーーー、、ココニトマリタイヨ。。
コレ本音
梅花皮小屋の中を覗いたら、、
飲料のセルフ販売やってたよ
ビール800円でジュースは500円
冷えてはいないけど
水場の水槽に突っ込めばすぐ冷える
コレもイイデリンドウ
丸いプクプクした花びらね
足が重くて休憩多めだけど
何とか先に進む
烏帽子岳に着いたらヘトヘト
丁度よく座れる岩があって
腰を下ろして目を瞑った
、、寝た
覚えてないけど夢を見た。
パチっと頬に虫が当たって目が覚めた。
ほんの一瞬だったけれど
少しだけスッキリ
烏帽子岳から先はお花畑
黄色や白やピンク
それぞれ群生してるの

御手洗ノ池は丁度半分くらいらしくて
ココは休憩スポット
タイミング良く青空見えて
水面に雲が映った
で、この御手洗ノ池付近で
2個ほどクマの“落し物”が
熊鈴を必要以上にに慣らして歩いた。
雪渓も数箇所残ってた
雪渓の上の方を歩けば大丈夫だけど
念の為チェーンアイゼン着用
天狗岳付近で一瞬だけ
大日岳が見えたよ
すぐにガスの中に隠れちゃったけどね
御西小屋キター!
この時、遠くで雷鳴がしていて若干焦った。
私の熊鈴聞こえたらしく
ジャム兄さん小屋から出て
待っててくれたよ
“ブツ”を運んだ報酬は
キンキンに冷えておりました
夕暮れはずっとガスの中だったけれど
外に出た時サーっとガスが抜けた
ほんの数秒だけ。
写真一枚撮ったら再びガスで真っ白け。。
〜続〜