車いすユーザーと介助者の対立煽りというミスリード | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

 

この一件、

どうも車椅子ユーザーが

映画館支配人及び従業員を叩く

という形で炎上してるんだけど、

 

どう考えても劇場設備の問題であって、

現場従業員の対応としたら

必ずしも不適切とは言えないよね。
 

こんな謝罪文で従業員に責任押し付けて

切り捨てるような形で終わらせようなんてことはないだろうね?

 

まず劇場設備的に、

車椅子ユーザーでも

一人で観やすい席に移動できるような

経路の確保が出来ていれば、

 

車椅子ユーザーも気軽に劇場を利用できるし

従業員にも余計な負担をかけずに済む。


そこを無視して

 

車椅子ユーザーが悪いとか

従業員が悪いとか言うのは、

的外れも良いところだし企業の思う壺。

 

当事者にとっては、

従業員からそう言われたのは不快だろうけど、

 

自分がインフルエンサーである自覚を持った上で、

思慮深い発言をして欲しい。
 

自分が映画を見るために、

少なくともそれまでは

その労力と時間を割いてくれた恩義を

少しでも感じるなら、

彼らに責任を押し付けるような真似は止めるべきだ。

 

もっとも、

 

その場現場で直接的に助けてくれるのは誰なのか?
これまで助けてくれたのは誰なのか?
 

それをハッキリ自覚してれば、

こんな軽はずみな発言にはならないと思うし、

ましてや設備投資を放置して

問題の根っこを作った企業を擁護するような発言

出て来るはずはないとは思うんだけどね。

 

別に資本におもねろうと考えるのは、

健常者に限ったことではない。
 

今まで尽くしてきた顧客にも、

企業にまで切り捨てられて、

従業員があまりに可哀想だ。
 

それが無意識無自覚のうちのものならなおさらだ。
 

こんな酷い話がまかり通ってるのが、

今の資本主義社会だよ。